【闇ネタ】辞職したあの自民党議員
「勤務中もSNSナンパ」
ディズニーのキャラクターを名乗っていた?
2月下旬、自民党の田畑毅衆院議員が離党し、同月末に議員辞職願を提出した。田畑氏は、交際していた女性からレイプされたとして刑事告訴されていたが、その他にも“余罪”のような話がたくさんあったというウワサだ。
パワハラ暴言の豊田真由子、育休不倫の宮崎謙介、不倫ストーカーの中川俊直……12年に初当選の議員に問題児ばかりが出てくる自民党の「魔の3回生」だが、田畑氏もそのひとりだった。元交際女性から準強制性交等罪で告訴されたという週刊誌の記事によると、泥酔して意識がない彼女に性行為した上、動画を盗撮したというもの。
とても国民のために働く人の行為ではない。田畑氏はすぐに離党したが、続報は早かった。直後、別の週刊誌では過去、女子高生をレイプしたとする未成年淫行疑惑も報じられ、辞職した。
問題発覚から、あっという間に消え去った田畑氏は、早稲田大学卒業後、日本銀行を経て08年に行政書士事務所を開設したエリートだ。比例東京ブロックで初当選した翌年には、行政書士による後援会が設立され、祝賀会では丸川珠代や片山さつきらマドンナ議員に囲まれていた。
14年の選挙では前回と同じ比例名簿29位で落選したため、本人が「順位が低い」と愚痴っていたが、16年にタナボタの繰り上げ当選になった。
「失職している間、東京電力が関連企業に天下りさせて救おうとしていたそうですよ。原発に賛成するとそんなメリットもあるんですね」とは政治ジャーナリストの話。
「ただ、それはやめた方がいいと忠告した自民党関係者もいたとか。彼の女癖の悪さを知っていたのでしょう。聞いたところでは、彼は行政書士時代から勤務中にパソコンで仕事しながら、手元のモバイルで出会い系サイトをやっていたらしく、議員になってもそれが変わらず、選挙中だろうが会議中だろうがやっていたというんです」
本人はバツイチ独身だから、出会い系サイトをやっていても問題はないが、職務中となれば話は別だろう。
「問題の女子高生というのもネットで出会ったそうですし、出会い系サイト歴は相当長いようで、議員当選してから党や関係先に『出会い系で会ってひどいことをされた』という女性が他にも続々と出てきたと言うんですよ」
ただ、田畑氏の当選で所属の二階派は麻生派の39人を抜いて第4派閥に上がり、悪評は潰されてきたという。17年、田畑氏は愛知2区に替えての選挙で敗れるも、候補者不足だった立憲民主党から議席が転がり込んでくるという異例の復活当選を遂げた。
「あまりの強運ぶりに本人は『僕には神がついている』と言っていたとか。でも、その年、彼は国会で立法も質問も1度もしていないんです。仕事そっちのけで出会い系に夢中な人ですもんね」(同)
田畑氏の“余罪”は、今回のスキャンダルですぐに辞職しなかったら、まだまだ出てきた可能性は十分あった。
「なにしろレイプ事件で逮捕される可能性もある人ですから、記者も続報をやりやすい。出会い系で、彼がディズニーのキャラクター名を名乗っていたという証拠画像を入手したという記者もいましたし」(同)
真偽はともかく、それが表になっていたらディズニーも迷惑であっただろう話だが、いずれにせよ田畑氏の強運は尽きたようだ。(片岡亮)
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