【笑】カルロス・ゴーン
「影武者4人」でも全然似てなくて……
人材派遣のプロが暗躍したが……
役員報酬の過少記載など金融商品取引法違反罪で起訴された日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告は、その容疑が有罪となるかどうか以前に、子供4人の学費まで会社に負担させるなど傍若無人なエピソードが続出して、傲慢な悪党のイメージがついてしまっている。そのイメージをさらに強固にしてしまったのが、3月6日に保釈された際の作業員コスプレ姿だった。世界有数の大企業のトップがまるでコソ泥のようなチープな変装で、マスコミの追跡を避けようとしたのはまるで逃亡犯のようで、当初は長期拘束に同情的だった海外の人々も、「いまさら労働者の気持ちに寄り添おうとしても遅い」などとジョーク交じりの批判をするようになっている。
このコスプレについては直後、発案者だという弁護団の高野隆弁護士がブログで「彼が生涯をかけて築き上げてきた名声に泥を塗った」と謝罪、「失敗」を断言しているのだが、実のところ、「出てくるときに何か工作があるらしい」という話が一部マスコミの間では密かに囁かれていたことだった。というのも、テレビや映画などに人材を派遣する業者にこんな相談があったからだ。
「カルロス・ゴーンにそっくりな人を4人探してほしい」
なんとゴーン側が「影武者」を用意しようとしていたというのである。その情報を聞いたテレビの情報番組では、これに備えて5チームに分けた追跡犯を用意していたぐらいだ。結果的に影武者は出てこなかったのだが、一体なにがあったのか。業者は日頃からテレビや映画などの映像仕事の求めに応じて、あらゆる人物を探してくることを請け負う、人物派遣のプロだという。
「多くはドラマなどで場面に応じたエキストラを集めてるんですが、バラエティ番組から、ルックスの良い生命保険のセールスレディを10人集めてほしいとか、映画スター・ウォーズのマニアたちを揃えてほしいとか変わったオーダーもあるんです。中には具体的に『キモオタを呼ばれるような、いかにも見た目がオタクっぽい太ってブサイクな20代男性で明日、秋葉原に来れる人』なんて偏見に満ちた注文が急ぎであって、情報番組での街頭インタビューの仕込みに使われましたよ」
Leave a Reply