【韓流ブーム裏】ボロ儲け
インチキ占い師の極悪錬金術見た
不安定な心理にツケ込む
「韓流好きのオバさんや若い女のコは、占いにも目がないから。湯水のようにカネを使ってくれるの」
こう話すのは、来日3年目の韓国人女性、金さん(仮名・36歳)。親類が経営する東京・新大久保の韓国料理店でアルバイトとして働いていた彼女は、半年前に独立。同地で韓流ブームに便乗した新商売を始めたという。
「巫堂(ムーダン)というのよ。『本場の占いが体験できる』という触れ込みで始めたんだけど、これがブームに乗ってバカ当たり」
巫堂は、韓国に伝わる民間信仰の一種。神との交感ができる霊媒師、いわゆるシャーマンだ。沖縄のユタや青森のイタコと似た性質を持っており、占いや降霊による口寄せなどを行う。
「韓国ではよく知られた存在です。ソウル市内にも多くの業者がいますが、なかには『悪霊がついている』などと客を脅して大金をふんだくる連中もいる。現地では、『霊感詐欺』として社会問題になっています」(韓国紙の日本駐在員)
日本でも、一部業者が歌舞伎町などに点在する。顧客の多くは、韓国人風俗嬢やホステスで、「来日しても身寄りのない韓国人女性を相手に商売する業者が多い。ごく一部に本物の巫堂もいますが、ほとんどが偽物です」(同)という。
そんな悪徳業者が新たなマーケットとして目を付けているのが、韓流に熱狂する日本人女性たちだ。婚期を逃したOLや、欲求不満を抱えた人妻。「韓流好き」にはカモになりそうな女たちがわんさかいるからだ。
実際にコリアンタウンとして人気の新大久保はじめ、原宿や渋谷などでも業者が続々と出店。前出の金氏もそうしたビジネスチャンスに飛びついた1人だ。
「私が本物の巫堂かって? そんなわけないでしょう(笑)。でも、お客から本物かどうかなんて聞かれたこともないし、証明しようもないからね。最初は優しく相手の話を聞いて、頃合いを見て『今のままじゃダメ』と説教して突き放すの。そうしたら相手が勝手に『私のことを分かってくれるのはこの人だけ』と思いこむ。騙すのはワケないよ」(前出・金氏)
不安定な女性心理は詐欺師たちの格好のエサなのだ。
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