「あの女優KのマネージャーXが逮捕されたらしいよ」
そんな衝撃情報が、最初に飛び交ったのは、昨年の11月頃であった。
「Xが突然現場に姿を表さなくなったのは昨年秋クールの連ドラ撮影も終盤に差しかかった頃。しかもその女優系事務所では同時期にもう一人の女優Eも別の連ドラを撮っていたので、Xはそちらの現場にも良く顔を出していた」(ドラマ制作スタッフ)
情報が錯綜していたようだが、マネージャーと言われていたXは、実は事務所社長の側近であった。タレント付きの現場マネージャーなどよりは上の立場ということである。
「この事務所社長は、ドラマの現場にも頻繁に足を運ぶ熱血漢で有名。Xはそんな社長と常に行動を共にしている立場でした。そんなXがまさか逮捕されていたとは驚きです」(夕刊紙記者)
いったいXは、なぜ逮捕されたのか。
「大麻取締法違反容疑です。実は過去にも逮捕歴があったそう。Xがどういう経緯で有名女優ばかり揃う大手芸能事務所の社員となり、良い役職まで登りつめたのかは謎が多い」(捜査関係者)
今やコンプライアンス厳守が当たり前の世の中。特にそういった部分に厳しいはずの芸能界で、前科者が入社など出来るのだろうか。
「ホリプロやアミューズ、吉本などの特Aランクの芸能事務所は新卒採用なども行っており面接も三次まである。しかし今回の事務所のように大手とはいえ少数精鋭組織の場合は、社長の知り合い程度で入社してくる例もある」(芸能マネージャー)
まさか、社長がボディガード代わりにそんな危ない経歴の人間を雇ったのだろうか。
「今回逮捕されたXは、社長の行きつけの飲食店のボーイだったそう。人を転がすのが上手だったXは社長のお気に入りだった。その流れで、飲食業界から芸能界に転職したXだが、当然面接も無ければ履歴書も提出していない。逮捕歴なんてまず伝えていないはず」(前出記者)
現在は既に解雇されているというX。今月になり、写真週刊誌が裏取りに動き、掲載寸前までいったが、結局ボツネタになったという。
「ちょうどこのタイミングで突然の嵐・活動休止。こっちのネタは吹っ飛びましたよ」(週刊誌デスク)
マネージャーであれ、幹部であれ、事務所の社員が逮捕されたことが世に出たら少なからず所属女優の名に傷がついた。
今後騒動が大きくならなければ良いのだが。(瀬戸ジーニアス)
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