実物写真付きで不特定多数に公開…もはや“密”売ではない?
検索ワードは「野菜」「手押し」「アイス」
現代人のコミュニケーションツールであるSNS。
特に日本国内で人気が高いのが、140文字以内で「つぶやく」気軽なスタイルのツイッターだ。
そんなツイッターで先日
「猛暑で暑いし、ツイッターでもアイスや野菜の手押し販売やってるツイッタラー(ツイッター利用者)がいる」
という投稿が大きな波紋を呼んだ。
もちろん「アイスクリームや野菜を手押し車で売っている人」という意味ではない。
「アイス」は“覚せい剤”で「野菜」は“大麻”、そして「手押し」は“対面で直接取引”という意味の隠語である。
つまり先の発言は、ツイッター上で麻薬取引が行われている、ということを指しているわけだ。
とはいえ、コッソリと取引している程度なら、ここまでは騒がれていなかっただろう(違法であることは紛れもない事実だが)。ツイッターのユーザーが衝撃を受けたのは、彼ら麻薬密売人の投稿はオープンな形で公開されていたうえ、ご丁寧に“実物写真”まで添付されていたことだった。
実際にツイッター上で検索をしてみると、「今日も都内で野菜の手押しやってます」「アイス大量入荷!新宿で手押しします」などという投稿がこれでもかというほど出てくる。
中には「1日1人限定でアイスプレゼント!」と、プレゼント企画を行うものまでいる盛況っぷりだ。
そして大半の投稿には、「上質なブツ」ですよと誇示するかのように、パッケージングされた乾燥大麻や覚せい剤の結晶の写真が添付されている。
いくら写真といえども、人生を簡単に狂わせる麻薬の実物を目にすると、なにか背筋の凍るような思いがした。
ツイッターはこれまでも、コンビニのアイス什器に頭を突っ込んだ写真をアップしたり、犯罪行為を自慢するような投稿をする輩が現れるたびに炎上を繰り返してきたため、一部では「バカ発見器」などとも呼ばれている。
過去には麻薬常用者がラリってるアピールをして炎上したこともあるが、善良な一般ユーザーからすれば、自分には無関係な対岸の火事でしかなかった。
しかし今回、小学生でも使っているツイッターで簡単に麻薬の売買が出来てしまうという実態を目の当たりにしてしまい、恐怖を覚えたユーザーも少なくなかったようだ。
当然ながらこれらのアカウントは既に通報されている。
もしかしたら今回、この記事を読んで良からぬことを考えている人がいるかもしれないが、まず間違いなく警察にマークされているということだけは伝えておきたい。
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