【関係者リレー連載】今週の裏「週刊文春」
年末特大号に「ジャニーズ下半身爆弾」落ちる
S村さん(50代)
元大手紙記者。事件全般を好物とする「伝説の現場野郎」。業界の有名人
貴乃花独占インタビューも?
週刊誌にとって一年間のうち最も忙しいのが、この年末の記事だ。
文春新潮に限って言えば、残すところ年内2冊。「年末合併号」は毎年、その年のラストを飾るに相応しい目玉記事が用意されるわけだけど、どんな紙面になるのかな。取材を進めてみると、おぼろげに片鱗が浮かび上がってきた。
ここ1ヵ月間、文春は張り込み専門部隊が潜伏を続けているそうで、ある芸能人の色恋沙汰に関する巨大スクープが用意されているとか。また、角界を引退して、さらに離婚までしてしちゃった貴乃花の独占インタビューが掲載されるのではないか、という噂もある。
この貴ノ花ネタ、常に数字(読者投票数)を持っているということで、合併号ではもってこいの人物なのだそう。 そんな文春に対して、ライバル誌の新潮は政界に目が向いているという。
新潮関係者は「ある大臣の下半身ネタでドカンと年内最後の花火をぶち上げたい」と息巻いていたっけ。 新潮と言えば、最近業界で大いに話題になった記事があった。松野頼久衆院議員の妻と格闘家・小川直也の不倫疑惑だ。
この記事の最後で、松野が新潮記者の直撃取材に対し、「小川直也って誰ですか」とすっとぼけているわけだけれど、週刊誌業界ではズバリ「このネタの出処、絶対に松野自身でしょう」という話で持ちきりなんだって。
まぁ、週刊誌の不倫ネタなんて、当事者リークの場合がほとんど(そうじゃないと、提訴されたときにボロ負けする)。ましてや、松野と妻は離婚の話し合いをしている最中ということで、松野が有利になる情報を新潮に流したとしても不自然ではないわけだ。
いかにネタ元がバレないように記事を書くかーー。
文春新潮の記者は、そのために日々文章テクニックを磨いているといっても過言ではないのだ。 勢いづく新潮の後を追い、スクープ合戦を仕掛ける文春。 年末に放たれる「身の毛もよだつ芸能スクープ」とは、いったい何なのか。真偽不明ながら「ジャニーズ」というキーワードが出版業界では流れているようだ。
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