【瓜田速報】また流行か
「オヤジ狩り」から身を守る為に心がけること
瓜田純士
うりた・じゅんし。1979年、新宿歌舞伎町に生まれる。少年期を不良として過ごし、10代を暴力団に捧げて、獄中に。懲役で物書きに目覚める。著書に『ドブネズミのバラード』等多数。『遺書~関東連合崩壊の真実とある兄弟の絆~』がベストセラーとなる。地下格闘技やTHE OUTSIDERにはアウトローのカリスマとして参戦していた
カメラだらけの街になっても
やっぱりなくならない
久々に聞いたね、オヤジ狩り。
東京町田市の南成瀬の路上で、帰宅途中の会社員男性(40)を16歳の少年9人が囲んで因縁吹っ掛けて、殴って蹴って1万3000円奪ったって事件。
俺の前時代的な感覚で町田、と聞けば、○○組が有名だった、とか相模原にはガラ悪いのがいた、とか思い浮かべてしまう。だけど今はそういう形の不良じゃなくて、振り込め詐欺犯みたいな、見た目にはわからないような普通のあんちゃんや、キッズみたいのが悪さを繰り返していると聞く。昔からガテン系の奴等はこの手の突発的な事件を起こしやすい傾向があるけど、この16歳のガキ共も鉄筋工の作業員とのこと。
ふっと思いついて仲間でターゲット探してはLINEで集合かけ、奪った金でファミレスで飲み食いしていたようだね。根は真面目だけど、バイクや車のローンと交遊費でいつも金欠なんだろうな。今はもうどこもかしこもカメラだらけだし、外国人観光客ばっかりで、不良少年が集まってこういった事件を起こすなんてことは、ほとんどなかったんだけどね。これは本当に稀だよ。
だからといって完全になくなることもないんだ。こうしてたまに起きた時にターゲットにされたらたまったもんじゃない。その対策をしておかないといけない。この被害者なんか俺と同じ年齢だしね。
そもそも、オヤジ狩りなんて街や世間で耳にしたのなんて、かれこれもう20年ぐらい前だよ、確か。
当時は歌舞伎町でも多発していたみたいで、俺たち不良は他人事のように、ただニュースなんかで知っていた程度だったね。まさか本職がガキの集団にイジメめられるなんてことは先ず考えられないから。その当時はヤクザが絶対的な存在で街の象徴みたいなところがあったからね。
その前に瓜田氏の顔面タトゥーが何よりの対策ですね!
普通の輩じゃ真似できないし、身体鍛えるより効果的!(笑)