ジャニーズ歯ぎしり『新しい地図』がジワジワNHK拡大のウラ
もう圧力はない?
稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の『新しい地図』が、ジャニーズ事務所にじょじょに対抗する力をつけつつあるという。なかでも稲垣吾郎が、現在放映中の連続テレビ小説『スカーレット』に3月上旬の22週より医師役で出演予定。3月末のドラマ終了へ向かって有終の美を飾る。
「昨年から稲垣が出るのではないかといううわさはありました。ジャニーズ事務所は、昨年、業界内での圧力について公正取引委員会から注意を受けた。もう露骨に稲垣らに圧力をかけることはできません。NHKもその頃合いを見計らって稲垣を起用したとされます」(NHK関係者)
稲垣は昨年11月より月1回程度の放送ながら実験報道番組『不可避研究中』のMCとしても出演中。ジワジワとNHKでの出番を増やしている。
「『不可避――』は視聴者の反応がよければ、4月にも完全な週単位のレギュラーになる可能性があります。そうなれば朝ドラにも出るし、俳優、司会者の2方向でNHKが稲垣を認めたことになる。完全復帰に近いでしょう」(前出・NHK関係者)
草彅は、現在、NHKで『ブラタモリ』のナレーションを担当。これはジャニーズ時代から切られることなく、続いている。番組の主役・タモリがジャニーズの介入を嫌ったからだとされる。
「草彅は俳優として評価が高いので、あとはNHKがいつ俳優として使うか。1月より放送の大河ドラマ『麒麟がくる』に追加キャストで後半から出てくるという話もあります。大河ですから草彅の絶好の出番になるでしょう」(スポーツ紙記者)
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さらに香取だ。彼は2月16日、BSプレミアム『欽ちゃんのアドリブで笑(ショー)』に出演予定。これまで単発でNHKには出ているので地固めもできている。
「香取には4月以降、角界の著名人と語るトーク番組が何回か予定されていると言います。香取はイラストなどの創作家でもあり、さまざまな面で起用されると思います」(前出・スポーツ紙記者)
ジャニーズの圧力で地上波を干されていたころとは雲泥の出番になりそうだが、その兆候は最近確実にあったという。
「民放では1番のジャニーズ局と評判だった日本テレビが年末年始の年越し特番で稲垣ら3人を起用。3人がパンツ1丁でバカをやったのはインパクトがありました。それを考えると、時代が変わりつつあるのは明らか。他社も日本テレビに倣ってくると思います」(テレビ雑誌編集者)
香取は2月1日、日本テレビの『全日本仮装大賞』の司会、フジテレビ『内村カレンの相席どうですか』と両局に同日出演。まだ民放で3人のレギュラーはないが、状況には日に日に上向いている。
「注目なのはフジテレビでしょう。かつてジャニーズ局は、日本テレビではなく、フジテレビでした。なかでも草彅はフジテレビのドル箱俳優の1人。ヒットドラマ『銭の戦争』(関西テレビ)シリーズを制作元の関西テレビと再び復活させる動きがあります。これは以前から出ていた構想です。ドラマがサエないフジテレビとしてもなんとか放送したい。関テレとともに、夏にも制作に踏み切ると見られます。吉本の芸人並みにジャニーズだからといって、もう視聴率が取れるわけでもない。草彅を起用してもおかしくありません」(前出・テレビ雑誌編集者)
ジャニーズも歯ぎしり。『新しい地図』の新しい時代となるか。(フルキカズヤ)
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