【業界裏話】
令和のC.C.ガールズ
「絶対ポシャる」声殺到
売る秘策は……
CDデビューも未定なのは
戦略なのか
「5年以内に人気になれるよう、どんな仕事にも挑戦したい」
こう語ったのは、「美の総合商社」ともてはやされるモデル系大手芸能事務所のオスカープロモーションに所属する無名モデルだ。
「的を得てるな!」
そんな声で溢れていたのは、9月18日に都内で行われた3代目C.C.ガールズの結成お披露目会見での一コマだ。
C.C.ガールズといえば、初代はバブル末期の30年程前にに誕生したオスカーのセクシー系モデルグループで、CDデビューもしてテレビ露出も多く、それなりの人気知名度があった。だが現在、芸能界で名前が残っているのは、歌手の玉置浩二と結婚し10年ほど前にバブル青田として活躍していた青田典子くらいなもの。
「令和という新時代なのに、なぜ今さら昔有名だったグループを復活させたのかは疑問。しかし、今回のリリースには事務所はかなり力を入れていて、売れっ子である武井咲と河北麻友子も客寄せパンダとして出席させた。それにオスカーの会見はちょっとした手土産もつくからね。時間帯が他の会見と重なった場合、その手土産目当てでオスカー案件に行こうとする記者は多い」(当日取材したスポーツ紙記者)
当日、新メンバーとして招集された5人は、全員無名なものの高身長揃いでスタイルは確かにモデルとして成立しているが、微妙な部分もあるようだ。
「カワイイでも美人でも良いのですが、エース級となれるような誰しもが認める“華がある”容姿のメンバーがいない。『5年以内に人気に〜』と発言したサブリーダーの中川知香は、ブレイクするのは難しいという現実を悟っているように見えた。それに人妻の武井咲の美人度が際立っていたし、(武井を呼んだのは)逆効果だったのでは」(同前)
そもそも、ソロでも売れそうな素材だったら、米倉涼子や上戸彩のように女優路線などもあるし、藤田ニコルや岡田結実のようにバラエティ路線もあるだろう。1人ではなく5人の総合力で、という判断なのかもしれない。
「大人に言われてやらされてます、という寄せ集めのような印象を受けた記者もいたようです。CDデビューも決まっていなく具体的にどんな活動をするのか見えてこない。今回の会見が“最初で最後の晴れ舞台”なんてことにならなければ良いが」(別の芸能記者)
オスカープロは、昨年4月に社員大量離脱が週刊文春などで報じられ、今年5月には、若手芸人が多数所属していたお笑い部門も廃止している。
「関係者によれば、事務所全体の統率がとれていなく社内はバタバタらしい。このままではトップクラスの女優陣の離脱も危険視されているそう」(同前)
3代目C.C.ガールズは、果たして混迷するオスカーを救う起爆剤となるか。
「絶対にポシャるよ」
という多数の業界関係者の声を跳ね返すことができるか。(瀬戸ジーニアス)
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