【動画】『全●監督』が吠えた!「セクシービデオは女性を“搾取”などしてない」

『全○監督』のコンプラ問題「後ろ暗いことは何もない!」

――『全○監督』は空前の大ヒットを記録している一方、「コンプライアンス上の問題がクリアできてないのではないか?」という批判もネット上で集まっています。特に「『全○監督』黒木香さんの同意は?Netflixに聞いてみた」という『女子SPA!』の記事(https://joshi-spa.jp/946821が出てから、監督にもその矛先が向かっているように見えるのですが。

それについてはね、私は声を大にして言いたい。後ろ暗いことは何もない! まずね、「黒木香」っていう芸名は私が彼女に付けたんです。命名権は私が持っているから、私が許可すれば作品に使用することに法的な問題はまったくない。二つ目は本人への許諾の問題ですが、彼女が歩んできた客観的な史実をフィーチャーしてやっていることだから、そもそも許諾は必要ないんです。

――黒木さんは以前、引退後の消息を報じた出版社を訴えた経緯も取りざたされてますが。

あれは今回の許諾の問題とはちがって、プライバシー権と肖像権の問題。週刊誌が彼女を盗撮したり、無理やり取材に押しかけたり、プライベートを侵犯したから彼女は訴えたんです。今回は黒木さんは何も言ってこないってことは、沈黙がすべてを物語ってるじゃないですか。違いますか? 彼女は自分の権利が犯された時には、きちんと訴える聡明な人です。もし黒木さんが今回の『全○監督』について「ナイスですね」のコメントを出したら、メディアは「なあんだ、引退してないじゃないか、まだ現役じゃないか」と言って黒木さんの元に押しかけ、盗撮やインタビューの強要など「人の不幸は蜜の味」の本性丸出しにして獲物にするに違いありません。だから「現役引退」を言明している彼女は今回のことについて一切コメントを出していないし、また、出す立場にもないのです。「沈黙は、最も雄弁である」の意味をご理解頂ければ、黒木さんの意図することは自明のことではないでしょうか。

――黒木さんが出演で「経済的に搾取」されてたという批判にはどうお考えですか?

それもとんだお門違いです。搾取なんてとんでもない! 黒木さんは作品に3本出演しましたが、私が独立し、一緒にダイヤモンド映像で行動するようになってからは芸能活動に専念して、1本も出演しておりません。実はね、会社がかたむいた時代に資金繰りが厳しかった時に、社員から「もう一度黒木さんの作品を撮リましょう」って声は常にあったんです。だけど私は絶対に首を縦にふらなかった。『SMぽいの好き』(黒木香デビュー作)のような奇跡みたいな作品は、もう二度と撮れるはずもないから。

――監督にとって黒木さんはどのような存在だったのですか?

黒木さんは日本に性革命を起こしたジャンヌ・ダルクですよ。日本で女性の性が解放されたのは、黒木さんの大いなる力によるものです。それを全く事情を知らない一部の方が「搾取だ!」などと声を上げているんです。我々がやってきたことを「昭和の恥」「バブルの恥」だと思っているのでしょう。彼女は少しも恥じてないはずですよ。ご自分たちの「作品は女工哀史だ」の思い込みで正義の旗をふりかざすようなお考えは、おやめ頂きたいのです。

――逆に監督にとって『全○監督』で描かれたバブル期はどういった時代でしたか?

ああいうイケイケドンドンの時代を経て、我々みたいな異端が認められていったんだと思いますよ。

――異端がメインストリームになっていった時代、と言えると思いますが。

それはそうですね。でもやっぱりね、異端は異端じゃないとダメです。メインストリームになってしまうと商売あがったりなんですよ。やっぱりこいつら異端だな、キワモノだな、どうにもならないやつらだなと排他的に見られることが、私たちの飯のタネなんです。(写真=福持英助、取材・文=編集部)

【※放送禁止】「全●監督」村西とおる監督 裏エピソード第2弾!!

【※放送禁止】「全●監督」村西とおる監督 裏エピソード第1弾!!

ロールスロイスと一緒に写る有名な写真

『村西とおる 狂熱の日々』

「全○監督」のモデルとなった線説の男村西とおるのドキュメンタリー。逆境の中にも果てしなき挑戦に意欲を燃やした1996年夏の北海道ロケでの悪戦苦闘の記録。

2019年11月30日(土)

テアトル新宿、丸の内TOEIほか、全国順次公開!!

https://m-kyonetsu.jp/

Leave a Reply

Your email address will not be published.