【インタビュー】『全●監督』村西とおるがコンプラ問題と狂乱の年代を振り返る
「裏社会ともジャニーズともやりあってセクシービデオを売ってきたんです」
早くもシーズンⅡの制作が発表されるなど、ネットフリックスで配信中のドラマ『全●監督』が話題沸騰中だ。民放ドラマでは到底描ききれないタブーな演出が受け、芸能人はじめ多くの視聴者が絶賛するその内容は読者の皆様に実際にご覧頂くとして、今回編集部ではドラマのモデルとなった村西とおる監督本人にスペシャルインタビューを敢行。ドラマでも描かれていない過激すぎる裏話から、現在ネットを中心に批判が巻き起こっている『全●監督』のコンプラ問題について語って頂いた。
80年代の歌舞伎町
極道モンに拉致られて…
お待たせ致しました。お待たせしすぎたかもしれません。昭和最後のエ○事師、村西とおるでございます。
――よろしくお願いします。監督がモデルになった『全○監督』でも80年代、ヤ○ザとシノギを削りながら成り上がってく様子が描かれてましたが、リアルな歌舞伎町時代はどうだったのでしょうか?
色々ありましたねえ。当時の歌舞伎町の裏本屋なんて、みんなその筋の人たちの資金繰り。俗に言うフロント企業です。しかし私どもはバックなんてものはございません。ですから、「おう、儲かってるらしいな」なんていきなり脇腹にピ○トル突きつけられたり。
――ドラマ顔負けのエピソードですね!
本当の話ですよ。区役所通りの今バッティングセンターのところの駐車場でハイエースから裏本を下ろしてる時に、その筋の方がいらっしゃって、「おう。随分景気いいみたいだな」と。私は「儲かりすぎちゃって、頭がおかしくなりそうです」と。当意即妙なおしゃれなことを言おうと思って、余計なことを言ってしまったんですねえ。
――(笑)
そうしましたら、数日後「ちょっとツラ貸せや」とピ○トル突きつけられましてね、近くの「○ール」というビジネスホテルに連れ込まれて、「みかじめ料払うかケツ持ち出せ」と。その時はどうにかことなきを得ました。また別の時は、脅されてわざと2千万をお支払いしたこともございました。
――と言いますと?
裏本屋で捕まって、ビデオで再起していた頃のことですが、5人くらいの極道モンに拉致されて、「みかじめを払え!」と一晩中ピ○トル突きつけられたりナイフ突きつけられたんです。ビデオは合法なのにわかってなくて虐めてくる。それで許せなくなってわざと2千万を払ったというワケです。
――恐喝の事実を作るため、ということですか?
ご名答! 四谷署の刑事に「なんで払ったんだ。通報すればよかったじゃないか」と言われましたけど、「いや気が動転してて」とひと芝居をうって奴らを逮捕させたんです。でもそれから十年経って、新宿の伊勢丹の前を歩いておりましたら、「おう、俺のことを覚えてるか?」ってそのヤ○ザにバッタリ会ってしまったんですね。「ムショ暮らしでお前のことを一日たりとも忘れたことがなかった。出てきたら絶対殺してやろうと思ってた」と凄んでくるワケです。
――ぶ、無事だったんですか?
彼が出所してきた時に、不穏な空気を察した私の知り合いの親分さんが、組違いですがそのヤ○ザに放免祝いを渡して止めてくれていたらしいのです。「お前なあ、命拾いしたぞ」と言われましたが、あの時はゾッとしましたねえ。
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