ふかわりょうストーカー事件 「ぼくも手伝わされた」後輩告白

「ドSが好きだから付きまとっても大丈夫」

実は、似たようなことを頼まれた芸人は他にもいた様子だったという。

「ふかわさんの自宅を教えてくれたら御礼するとか、ふかわさんの持ち物をひとつ持ってきてほしいと言われた人がいたとは聞きました。実際にやった人がいたのかは分かりませんが……」

協力者のこの芸人は3年ほど前からは佐分利と連絡を取っていないというが、人づてに「丸坊主になった」という話を聞いたことがあったという。

「実際にその姿を見てはいませんが、たしか2010年頃に1度、彼女は自分で髪を剃り落としたことがあったんです。そのときは芸のためかと思っていたんですが、あとで聞いたら情緒不安定になりやすい人だって」

一方、被害者のふかわは業界でも「ストーカーされやすいタレント」として知られる。

15年、30代のファン女性にフェイスブックで「殺してやる」などと大量の脅迫メッセージを受けて逮捕される被害があり、このときはタレント仲間から「優しい態度が相手を勘違いさせやすい」との声も聞かれた。番組関係の飲み会に下っ端のADまで誘う気遣いがあるらしく、それが女性をおかしくさせたのか、少し前には番組共演者だった岡本夏生に怒られ平謝りしていたこともあった。

しかし、ふかわ自身もストーカーをする側の面があるからややこしい。

12年、ふかわは映画PRイベントで「別れた彼女を平気で朝から晩まで平気で待ち伏せしてた。自分はストーカーだった」と告白。さらに、スザンヌに恋をして毎日相手を褒めるようなメールをしたり、安めぐみやトリンドル玲奈にも恋心を持って近づいていたことを明かしていた。

「ふかわさんはドSの女性が好きだから、追って嫌われるのも快感なんじゃないですかね。そのことも佐分利さんも知ってて、ふかわさんが嫌がっていても大丈夫な反応だと思っていたんじゃないかと思うんですよ。手伝ってしまった自分が偉そうに言えることじゃないですけどね」

ただ、ストーカー犯は刑事事件で有罪となっても繰り返すことが少なくないため、芸人は「会うことができたら再犯しないよう説得したい」と話している。(藤堂香貴/NEWSIDER)

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