【芸人問題】霜降り明星
「京都アニメーション」100万円超え寄付 広がる波紋
救世主かそれとも
反社会闇営業問題から、終わりの見えない“お家騒動”に発展した吉本興業騒動。そんななか1人の吉本所属の若手芸人が久しぶりに明るい話題をふりまいた。
「いまやテレビで見ない日はない超売れっ子芸人の霜降り明星・粗品(26)が、放火された京都アニメーションに約116万円も寄付したのです。吉本の契約問題やギャラの比率が連日ワイドショーで取り上げられている最中、寄付自体は素晴らしい事だが色々と波紋をよんだ」(情報番組プロデューサー)
粗品といえば、昨年末のM-1をコンビで、今年頭のR-1をピンで優勝するという芸人初の同年度2冠を達成し、もう半年以上テレビに出ずっぱり。ギャラの9割を事務所に搾取されるという噂の吉本若手芸人でも、コンテストの高額賞金は税引後の全支給となっているので、さすがに金回りが良いのかもしれないが、今回の寄付金の出元がまた凄かった。
「もともと競馬狂として知られているが、大のアニオタでもある。京アニの代表的作品『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラを連想させた買い目と金額で、1番人気のガチガチの複勝を1点買いで888,800円使った。見事的中し266,640円の利益が出たが、何と粗品はその利益だけではなく購入代金もあわせた1,155,440円を全額寄付した」(同前)
しかし、粗品のもとには賞賛の声とは別に、批判の声も届いたという。
「わざわざツイートしなけりゃもっとカッコイイのに」
「負けるかもしれないんだから、最初から馬券買わずに純粋に寄付すべき」
「先輩方が闇営業で揺れているなかでギャンブルとは」
そんな周囲の反対意見は、実は粗品サイドは最初から織り込み済みだった。粗品は、端から寄付を前提に馬券を購入していたというが、そこには念入りな打合せがあったという。
「担当マネージャーと、最初は純粋に寄付でもしようと話したが、そこは芸人。ただ単に大金を寄付しても逆に話題づくりと揶揄されてしまう。それなら、趣味の競馬とアニメをすべて絡めて寄付しようと考えたそう。結果的に、それでも本人は公表するのに戸惑いもあったようだが、マネージャー側が背中を押したそう」(吉本に詳しい芸能関係者)
そこまで段階を踏んだ上での行動であれば、多少の批判など痛くもかゆくもないか。
「いかにも芸人らしい慈善活動に業界内では賞賛の声しかない。もともと売れっ子すぎてスケジュールが取れないが、今後更にオファーが殺到し、吉本の真の救世主になりえるかもしれない」(同前)
アニメ界と競馬界も味方につけた若手芸人が『ブラック吉本』の流れを完全に変えるか……今後も注目したい。(瀬戸ジーニアス)
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