独立騒動で見え隠れするワイドショーではわからない「一流芸能人」と「ギャラ」教えます
嵐は年間1億?
SMAP解散やビートたけしの独立とオフィス北野分裂抗争など、事務所と大物芸能人の対立がここ数年目立ちはじめているのはご存知の通り。モデルでタレントのローラが所属事務所とのドロ沼確執の末に和解したというニュースも大きな話題になった
もちろん、すべての独立問題にはそれぞれの事情があるわけだが、その裏では芸能事務所のブラックな体質が見え隠れする。スポーツ紙芸能担当記者は次のように解説する。
「そもそも芸能事務所なんて、大小あわせれば日本に1000以上はあるでしょ。ひとえに独立問題といっても同じケースにならないのは当然。ただ状況が違うにしても、ほとんども場合は実はズバリ、カネかな」
現在ある芸能事務所をざっくりとジャンル分けると、
A:ジャニーズ
B:大手上場系(ホリプロやアミューズ)
C:大手俳優系(研音やスターダストなど)
D:お笑い系(吉本興業など)
E:吉本以外のお笑い系
F:バーニング系
G:その他
に分けられると言われている。
「これだけあれば当たり前といえるかもしれませんが、経営理念やルールが一般企業のようにしっかりしている会社もあれば、経営者の素性も判らないような会社もあるし、反社会組織と関りがある会社まで様々。当然ブラックなんて生ぬるい“漆黒の闇”みたいなプロダクションもありますよ」(週刊誌芸能記者)
“漆黒の闇”のなかで一番取り沙汰されるのがギャラ問題だ。いわゆる”奴隷契約”などと揶揄される芸能事務所と所属タレントの関係性だが、その内情とはどのようなものなのか。
「お笑い系事務所は新人から数年は事務所に9割引かれるといわれているが、実際そのようです。ただこれは”新人育成費”とでもいったところで、ブラックかといえば芸能界的にはそうではない。薄給でも若いうちからブレイクしていけば一生保証されたようなものだし、年々ギャラ比率も上がっていきます。
むしろ有名になれば1割しか引かれないなんて待遇もあるらしい」(バラエティ番組プロデューサー)
トラブル相次ぐジャニーズ事務所の場合はどうだろう。
「SMAPだけは特別待遇だったね。有名な話だけどロンバケとかラブジェネの頃のキムタク大ブームの時期に交渉したみたいで、結果メンバー全員が相当な好条件を勝ち取ったらしい。売り上げがめちゃくちゃ凄かったから当然だけど」(芸能記者)
TOKIOや嵐といった、いわゆる”本隊”と言われるグループは基本は給料制だとされるが、「一部メンバーには分相応の高級マンションの一室が与えられる」こともあるという。いわば福利厚生といったところか。
「現在の最高値はやっぱり嵐。手当など合わせたら、年1億オーバーだと聞いている。売上を考えたら倍以上は貰っても良いと思うが、払い過ぎないのが事務所の方針だとか。1番低いジュニアのメンバーでも、所属になれば月25万位は固定給として貰えるみたいね」(前述の記者)
その他の事務所はどうか。
「大手上場系事務所は扱うタレントのジャンルが広すぎるので、ひとりひとりの契約条件が細分化されているようです。大手俳優系事務所は『タレントよりも社員の給料が良い』といわれています。バーニング系は……業界への影響力に比べるとタレントのギャラはさほど良くはないという声がありますが、大御所は別格に払いが良いらしい。長年の貢献度による、といったところでしょうか」
ビッグになればなんでもあり、それが芸能界の掟。(瀬戸ジーニアス)
Leave a Reply