【テレビ裏】「NEWS ZERO」話題のキャスター登場に業界激震
トランスジェンダーをカミングアウトした「エリート」
マツコ・デラックスにミッツ・マングローブにイッコーにはるな愛。他にも沢山、芸能界にはびこるオネエタレント達の主な主戦場、はバラエティ番組である。
「もともとマツコは情報番組のコメンテーター出身で、ミッツなども最近はコメンテーター業で活躍。まさに何でもこなせる使い勝手の良いオネエタレントが増えている印象」(放送作家)
そんななか、タレントではなく1人のテレビ局社員の動向に注目が集まっている。それは日本テレビの谷生俊美氏(45)。昨年10月から、有働アナ体制となりリニューアルした『news zero』に出演しているコメンテーターだ。
「谷生氏は見た目は女性なのですが、もともと普通に男性社員として日テレに入社している。報道局や編成局を経て、現在は事業局映画事業部に配属されているバリバリのベテラン局員。老舗番組『金曜ロードショー』のプロデューサーも勤めていたエリート」(同前)
たしかに外見は、マツコやミッツをはるかにキレイにした“女装家”という感じであるが、さすがに報道番組に出演する日テレの社員であるから、“オネエ”や“ゲイ”などの言葉は使っていない。
「谷生氏は、“LGBT”における“T”、いわゆるトランスジェンダー(性同一性障害)です。ゲイ女装家であるマツコやミッツとは根本的に違います」(番組関係者)
この時代、報道番組にトランスジェンダーの局員がコメンテーターとして活躍するのは当たり前だろうが、話題性は充分。だが現在、世間ではさほど騒がれていない。
「もともと有働アナ体制の目玉として、映画番組プロデューサーとしても有名だった谷生氏のコメンテーター起用はサプライズ人事だった。世間はどうか知らないが、我々の業界では『第2の谷生を探せ』と躍起になっている」(他局報道番組ディレクター)
日テレ的には、東京五輪も迫るこのタイミングで、国際的にも『LGBTへの偏見をなくし多様性を認める社風』をアピールするためのスポークスマン的役割で谷生氏を起用している側面もあり、実際に他局からすると、してやられた感があるという。
「かといって、うちの番組でもLGBTの社員をそのまま起用したら二番煎じになってしまう。現場サイドではバラエティと違い報道番組で企画をパクるのはさすがに格好がつかないと考える者が多い(同前)
数字至上主義のテレビ、何かと大変ですな。(瀬戸ジーニアス)
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