【涙】ショーケン訃報の裏で
繰り広げられたマスコミの 『ガセ合戦』
死亡後数日 怪情報が飛び交った深いわけ
新元号の令和が発表される4日前のこと。平成より一時代前の、まさに“昭和の大スター”と誰もが認めるショーケンこと萩原健一(享年69)の訃報が飛び込んできた。
「ショーケン死亡の情報が我々に最初に流れたのは3月28日の15時頃。『慶応病院で死亡した』という説が上がり、マスコミ各社は独自のコネを使って慶応病院に(取材を)当てまくったが、まったく裏が取れなかった」(情報番組デスク)
そののちNHKが「あれはガセだ」と言いふらし、騒動はいったん下火になったという。
「夕方過ぎには各スポーツ紙がショーケンのマネジメント窓口となっているオスカープロにこぞって連絡を取るも『ガセでしょ』と寝耳に水の様子で、この段階で『ほぼガセ確定』となっていた」(同前)
ところが、なんと22時20分になり、オスカープロが一斉に各マスコミに訃報をオフィシャル文書でFAXしたのだ。
〈弊社所属の俳優 萩原健一が3月26日の10時30分、東京都内の病院にて永眠いたしました。本人の強い希望で病名の公表を控え、2011年より闘病しておりましたが、容体が急変し、奥様の理加様に看取られるなか息を引きとられました〉(オスカーからの文書抜粋)
これにて、各マスコミが一斉に“ショーケン死亡”と報じたが、第一報を打ったのは、なぜか共同通信だったという。
「オスカーの名物広報が、混乱を避けるために、中立的な共同通信社に一足先に流したと噂されています」(スポーツ紙記者)
それにしてもなぜ死亡から数日経ってもガセ情報とされ、ここまでの混乱を招いたのだろうか。
「昔からショーケンは個人事務所所属。オスカーにはここ数年の方針で個人事務所のかつての超大物と業務提携を結ぶビジネスモデルがある。その一環としてのショーケンのマネジメントだったが、何かとカネ勘定を考えるオスカー側と、実質の個人マネージャーである妻・リカさんとの関係が上手くいってなかったそう」(芸能関係者)
文書でも触れられているが、故人の遺志を尊重する理化氏とオスカー側で、マスコミの発表方法も土壇場までもめていた結果なのだろうか。
「なんとここ数年の闘病の件も亡くなったあとにオスカーに知らせたらしい。というより、オスカー側も訃報を聞いたのが、28日の発表の数時間前だという説もある。ショーケンが『俺が死んでもどこにも知らせるな』と奥さんにお願いしていたのかもしれません。彼らしい美学なのでしょうか」(同前)
結果的には、この世を去った直後も十八番の“お騒がせ”を演じたショーケン。あちらの世界でも大スターとして君臨するはずだ。(瀬戸ジーニアス)