弟子がまさかの流血? 元貴乃花親方の封印された”あの”映像とは
各局に使用禁止の通達
横綱が引退に追い込まれるという、角界を揺るがせる暴力事件の被害者であったはずの貴ノ岩による付け人への暴行事件が、元師匠の貴乃花、さらに多くの相撲ファンを失望させている。
「一時は、貴ノ岩殴打事件への相撲協会の対応を不服として、内閣府に告発状を出すまでに対立姿勢を強めていた貴乃花親方でしたが、そんなさなかに、弟子の貴公俊がやはり付け人への暴行事件を起こして、貴乃花は振り上げた拳を下さざるを得なくなり、平の年寄にまで降格することとなりました。それが相撲廃業へとつながっていった大きな要因でもある。それだけに貴ノ岩のまさかの暴力には、貴乃花もショックを受けているようです。
騒動を受け、貴乃花自身が『私が彼にとって一番怖い存在だったと思うので、(部屋を移って)ちょっと抑えがきいてなかったのかなと』と語っていましたが、だとしたら誰より厳しい弟子教育をしてきたと思われていた貴乃花の指導力に疑問符がつけられても仕方ありません」(相撲担当記者)
実際、ある相撲関係者からは、こんな声が聞こえてくる。
「07年の、時津風部屋力士暴行死事件をきっかけに、相撲界は暴力廃絶へと協会あげて各部屋に指導対策を行ってきましたが、それまでは多くの部屋の親方は竹刀を手に弟子たちの指導に当たるのが普通でした。中でも貴乃花の稽古には強烈な竹刀はつきものだったというんです。稽古中、弟子の身体から頭部に渡るまで、当たり前のように強烈に竹刀をたたきつけており、弟子たちの全身は、いつも青あざだらけだったとか。
それが引退後の貴乃花の“土俵の鬼”としてのイメージをより強烈に印象づけたらしいんです。さらには、引退直後の部屋密着ロケの中に、貴乃花の竹刀によって頭部から流血した弟子の映像が流れたこともあったというんですが、しかし、暴行死事件を境に、すべての部屋から竹刀が消え、過去の竹刀映像も使用禁止が各局に通達されたという話です」
貴乃花にとって相撲道とはどんなもので、どんな実がともなっていたのか。じっくり聞いてみたくなる。(でんぱた豊作)
Leave a Reply