【火種】「芸能界の用心棒」笠岡和雄総裁保釈で
「バーニング抗争」勃発か
すでに動きが…
11月下旬、元二代目松浦組組長で右翼団体「大日本新政會」総裁の笠岡和雄氏が保釈された。笠岡氏は昨年9月、女優の仁科亜季子氏から現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁町田署に恐喝未遂容疑で逮捕されていた。
「容疑は12年2月〜15年5月、仁科さんに『未返済の4600万円を払え』などと書いた手紙を複数回送りつけたうえ、彼女の自宅で約3時間、『出てこい』と言いながら玄関ドアを叩き続けて現金を脅し取ろうとしたもの、とされます。笠岡氏は『返済遅延のため知人に取り立てに行ってもらった』と容疑を否認していました」(芸能記者)
笠岡氏は芸能界を長年牛耳る「バーニングプロダクション」の周防郁雄社長の後ろ盾として多くのトラブル処理を担ってきた裏社会の実力者だ。01年から10年近く蜜月関係にあった2人だが、現在は決裂しているという。
その経緯を笠岡氏の知人がこう証言する。
「ふたりは千葉県内の産廃事業を巡って対立したといわれています。笠岡氏は『事業のために渡した15億円は他の暴力団への返済に使われた』と一歩も譲らずの状態とのこと。周防氏も反撃の姿勢を見せているそうです。いま起きているのは警察や裁判所も巻き込んだ”全面戦争”だということです」
昨年7月、笠岡氏が自伝「狼侠」を上梓し、芸能界の裏を暴露。“周防憎し”の感情は収まりそうもない。周防氏に近い芸能関係者は「今回の逮捕は、周防氏の意趣返しだったのではないか、とも噂されていました」と明かす。
芸能界のドンの後ろ盾となっているのは、ジャニーズ事務所などの顧問弁護士を兼任する”芸能界の守護神”こと矢田次男弁護士。「狼侠」を巡っては、1億円の名誉毀損訴訟も起こっているという。
全面戦争は、まだはじまったばかりだ。(狩野玖太)
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