ロバとセックス…子供には絶対見せられない“裏”手塚治虫名作選
獣姦に興奮を覚えるタイプ?
2014年、漫画家の手塚治虫が生前使っていたロッカーから、200枚もの未発表の絵が出てきたことが、大きな話題となった。“漫画の神様”の未発表作ということもそうだが、何より世間を驚かせたのは、その中に大量のエロイラスト、それも動物の裸体をモチーフとしたものがあったことだ。
手塚の作品は、小学校の図書室に置かれていたり、ときには学校の授業で使用されていたりと、子どもの情操教育によい漫画として扱われているフシがある。なかには、漫画を読むことは禁止されていたが、手塚作品だけは例外的に許されていた、という家庭で育った方もいることだろう。
確かに『ブラックジャック』や『火の鳥』など、深い哲学性を持った作品は数多い。しかし、手塚が動物の体にエロティシズムを感じる性癖の持ち主で、それが投影された作品も数多く存在していることは、意外と知られていない。
例えば、『きりひと讃歌』という作品。全身が犬のような見た目になってしまう架空の病「モンモウ病」を題材とした医療ドラマなのだが、登場人物のひとりが、モンモウ病に罹患した女性に欲情し、レイプする描写が存在している。
また、2009年に実写映画化された『MW』も、なかなかヤバい。主人公である「結城美知夫」が作中でセックスする相手は、美しい女性からデブオヤジ、障害者、果ては愛犬まで非常に多岐に渡る。
とりわけエグいとされているのが、『ロバンナよ』という短編だ。手塚本人が主人公として出演し、旧友を訪ねるストーリーなのだが、この旧友、人間の妻を放っておいて、夜な夜なメスのロバとセックスしているのだ。
実際、手塚が動物に性的興奮を覚えるタイプだというのは、ファンの間では周知の事実であった。しかし、それこそ『ブラックジャック』くらいしか読んでいない多くの層は、まさかの性癖にドン引きしたという。
そしてこれは余談だが、2014年にエロイラストを発見したのも、それらを2016年に雑誌『新潮』で公開したのも、娘である手塚るみ子氏だ。わざわざカギをかけてまで厳重に保管していたエロイラストを、娘の手によって暴かれ、全国に晒されてしまった手塚の心中は、察するに余りある。
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