ネットで話題を作り、テレビへ進出
炎上騒ぎもネタの内!?
何かと“炎上”しまくることで最近話題のNGT48・中井りか。騒動に次ぐ騒動の連続で、今では“炎上アイドル”という肩書を持つほどだ。
彼女が炎上界のスターとしてブレイクしたきっかけは、今年の元日に動画配信サイト・SHOWROOMで行われた生配信である。批判的なコメントをする視聴者に向け、中井は「嫌いな人の配信を見て楽しいですか」「彼女でも作って初詣に行ってください」などと挑発。これが大騒動となり、それ以降、炎上クイーンの座を欲しいままにしているのだ。
また、男性ファンとの交際を『週刊文春』に報じられた際、中井はSHOWROOMの生配信で謝罪するも、またもや事件が起きる。彼女の弁明を「嘘だ」と疑う視聴者コメントに対し、中井は「アンチの人は嘘だと思いたいよね」「(アンチの人は)かわいそう」「(匿名の批判に)みんなチキン」などと煽りまくって、強者っぷりを披露。さらなる火種を作ることとなった。
普通、炎上すれば世間からそっぽを向かれそうなところだが、彼女の場合、炎上すればするほど、仕事やメディア露出を増やしているように思える。その歯に衣着せぬ発言が、テレビ的においしいという事情もあるのだろうし、炎上をネタにしたエピソードトークができるというのは、立派な強みになるのだろう。
そう、炎上というものは、どうやら金になるらしい。それを上手く利用しているアイドルは、中井の他にもいる。HKT48の指原莉乃だ。
彼女も“文春砲”にスキャンダルをすっぱ抜かれて大炎上したり、テレビでの発言が次から次へネットニュースになったりと、高い“炎上力”の持ち主。さすがはAKBグループにおける中井の先輩といったところか。
しかし当の本人は、インタビューで炎上について問われても「自分の発言がどんな記事になっているか、あまり把握していない」と答えるほどの無頓着ぶり。周囲の雑音にへこたれるどころか、むしろ炎上を燃料にするかのように、バラエティ番組やニュースへのコメントなどで大活躍を続けている。
炎上を燃料にしているタレントといえば、ウーマンラッシュアワーの村本大輔も思い浮かぶ。
昨年末のテレビ番組で政治を取り込んだ漫才ネタを披露し、方々からの反響を得てからというもの、政治がテーマの討論番組や、Twitter上などで持論を展開するようになった村本。政治的にナイーブすぎる発言の数々は、大きな波紋を呼んでいる。
政治問題について萎縮する芸人が少なくない昨今、村本は怖いものなしの姿勢を見せることで、一定の地位を確保したのだろう。時々、思想的に対立する人々から叩かれることさえも彼にとっては話題作りの一環であり、もっと言えば計算の内なのかもしれない。
さまざまな炎上騒動を起こし、それを仕事につなげる芸能人たちの商魂たくましい姿には、目を見張るものがある。だが…炎上で金儲けをする人生より、炎上と無縁な人生の方が、おおよそ幸せなのではないだろうか。彼らのようにはなりたくないものである。
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