「本人サイドは、公式な発表をしていないので真相までは正直わからない。しかし、やはり一部で言われていた “コロナ鬱” 的なものと、ここ数年で大きく様変わりした “サブスク世代” との音楽性の乖離で、第一線から退く思いもあったのでは」(平井を知る音楽関係者)
コロナ禍以降のインタビューで平井は『人と会わないからインプットがないので、歌詞が内省的になった』と、曲作りに際し大きく悩んでいる様子だったといい、客を入れない配信ライブという形もなかなか受け入れられなかったという。
その上で、その頃から本格化してきたサブスク全盛時代に対して『僕らみたいな年寄りがサブスクチャートの100位以内に入るというのも大変で、厳しい時代だなとも思います』と心境を語っていたという。
「日本中誰もが知るヒット曲の持ち主ですから、もっとドーンと構えて大御所ぶっていればいいはず。しかし、ああ見えて小心者な性格の平井は、時代の流れを上手く受け流すことができずにいた。そこにコロナ禍も重なり、しばらく気持ちが戻るまで活動を控えようとなった可能性は高い」(別の音楽関係者)
現代は、顔も出さない正体不明の配信アーティストが、大きくもてはやされるような時代。
平井のような『超本格派アーティスト』には、もっと前面に立って、その存在感をまざまざと見せつけて欲しいものだが……また最前線に戻ってくることを願っております! (狩野 玖太)
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