逆に広報番組!? 未だ日大タックル問題を取り上げ続ける 『バイキング』の謎
もう誰も知りたくないんじゃ…
日大タックル問題が起きて早3ヶ月。だがフジテレビ系の情報バラエティ番組『バイキング』だけは、いまだ連日トップコーナーでこの問題を扱い続けている。
いったい、なぜ「日大推し」なのか。 出演者のマネージャーが次のように語る。
「バイキングは横並びでも数字が良いですし、うちのような『昔の名前で出ています』的なタレントも何度も呼んでくれるので、ありがたい。
でも、毎回当日の打合せの際に、担当のディレクターが『また日大なんですが……』と言ってくるくらい。
出演者は何も言わないけど、スタッフがいなくなると『もう誰も興味ないだろ、こんなの』と言っていますから(笑)」
こだわりの理由は、番組側の重大な狙いがあるからだという。
「最近、坂上さんも番組内で口に出していますが、要はいまだ表に出てこない日大の田中理事長を意地でも引っ張り出したいだけではないのかね。
理事長もたびたび名指しで番組批判をしているし、かなり難しそうだけど、意外にいけるかも、なんて声も多いです」(他番組ディレクター)
この番組のトップは、姉妹番組的な『直撃!シンソウ坂上』や『梅沢富美男のズバッと聞きます!』など同じテイストの番組も手掛ける切れ者のプロデューサー。
学生時代はアイスホッケーに打ち込み、入社してからはバリバリのバラエティ畑で鍛え上げた、今やフジテレビのエースとも言われているM氏なのだ。
「バイキング出演は拒否されても、ありとあらゆる手を使い、特番を組んででも独占インタビューを撮って、さらに名をあげたいと目論んでいるのです。
通常の情報番組であれば大きな制作会社で全曜日を受け持つのが普通ですが、この番組はあくまでバラエティ。
通常のゴールデン枠のバラエティなどは1時間の放送で4社ほど制作会社が入っていますが、バイキングの場合は、完全縦割りで曜日ごとに制作会社が違う。
つまり、その会社からしたら毎日ではなく週に1回しかそのネタを取り上げてないと同じこと。それに制作会社同士もライバルなので、我先にはネタをおろせない事情があるようです」(情報番組作家)
しかし、そんな内輪の事情は視聴者には関係ない。
視聴率も下降線を辿る前に、何とか手を打ってほしいものだが、またそれを上回る大きい事件が起こるのを待つしかないのであろうか。(瀬戸ジーニアス)
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