小栗旬主演
TBS超大作連ドラ『日本沈没』に批判殺到の真相とは
コロナ時代と相性最悪
日本の30代俳優の中ではナンバーワンの地位にいると言われている小栗旬(38)。
来年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも堂々の主演を務める。
そして、その前の大仕事といえば、今年秋クールのTBS日曜劇場『日本沈没 -希望のひと-』の主演だ。
「いまや全局のドラマのなかで、一番視聴率が稼げるドラマ枠として、まさにTBSの大看板枠。数年前から小栗主演で構想されていて、多忙な小栗のスケジュールに合わせて、何と昨秋にはクランクインして、今春にはほとんど撮り終えていた」(民放局ドラマプロデューサー)
当然、小栗の大河ドラマの撮影スケジュールと、かち合わないための配慮と見られるが、TBSとしては『半沢直樹』ばりの力の入れようで、かける予算も通常の連ドラの数倍と言われている。
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「局側も、その1年前のクランクインの段階で、先行して作品を発表していた。少しでも話題を引っ張れるようにとの考えがあったが、世間の反応は想定と違ったとか」(同前)
小栗以外にも、今やTBSの顔となっている超人気俳優・香川照之(55)、他にも主演級俳優が勢ぞろいする超大作。
しかし世間は、そんな超豪華キャストに無反応なばかりか、なぜか批判意見ばかり。
今作を報じるスポーツ紙ネットニュースなどのコメント欄は大炎上状態に。
その理由は、やはり今の社会情勢にあるという。
「まだまだ続くといわれる深刻コロナ禍が影響している。昨年の最初の公式発表時も感染者数が増え続けていた第3波のタイミングだったし、公式SNSなどでキャストを続々発表するなど放送に向け宣伝が加速したタイミングは、まさに第5波で感染者数が5千人超えの時期。そこにこのタイトルですから救いようがない」(スポーツ紙ドラマ担当記者)
『半沢直樹』や『下町ロケット』のように、この枠を象徴するような明朗快活で希望と勇気を持てるようなものなら良かったが、今回は『日本沈没』である。
「コロナ以外にも度重なる自然災害、そして政局不安。まさに日本が沈没しそうなムードのなかで、こんな暗い作品を観たくないという声ばかり。無理に前倒ししてまで撮影するなら、小栗の大河も終わる2023年から放送した方が良かったのでは」(同前)
思わぬかたちで批判を浴び、初回放送前から各所で “災害多発” だという『日本沈没』。
それでも、作品自体は相当に前評判が高いという。
フタを開けたら超高視聴率連発で『結局、炎上商法だったのか』と、笑い話になれば良いのだが、果たして……。(狩野 玖太)
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