引き際は大事（インスタグラムより）
【完敗】格闘ユーチューバー朝倉未来
「格闘家引退宣言」即撤回の舞台裏
業界人はいまだに支持
かつて『路上の伝説』と、もてはやされたのも今は昔。
今では『路上の電柱』と揶揄されることになるとは……。
ユーチューバー兼格闘家の朝倉未来（28）が、先日、コロナ禍ながら初の東京ドームで行われた格闘技興行『RIZIN.28（ライジン）』で、失神大惨敗を喫した。
「試合途中から『野性味が消えた』『あまりに弱い』『練習不足』と猛バッシング。たしかに数年前の “生きるか死ぬか” 的マインドだったら、1ラウンドで朝倉が打撃でKOを奪えるシーンもあった。しかし相手の “間接地獄” を警戒するあまり攻めを躊躇してしまった。結局2ラウンドで何も出来ないまま三角締めで失神レフェリーストップ。無様すぎる姿を晒した」（スポーツ紙格闘面記者）
試合後のインタビューでは、相手の打撃のダメ―ジで顔を大きく腫らしながら完全に意気消沈、いつもの強気発言は消え完敗を認めた。
それと同時に自ら “格闘家引退” を匂わす発言をした朝倉。
「Twitterも試合後に更新し、完敗を認め『歴史的なドーム大会のメインで試合出来たことは一生忘れない。応援してくれた方々ありがとうございました（※一部抜粋）』と柄にもない哀愁のあるツイート。ファンからは『辞めないで』と沢山のレスが届いていた」（同前）
ファンも多いがアンチも多い朝倉。
特に格闘技全体の熱心なファンからは『片手間で格闘技をやるな』と批判の対象にもなっていたが、ついに格闘家廃業で専業ユーチューバーとなるのだろうか。
そう思われた矢先、その数日後にはなんとあっさり引退を撤回。
YouTubeも今まで通り続けながら、格闘家としても必ず復活すると改めて宣言したが、『2枚舌が過ぎる』という声も多い。
「ライジンCEOの榊原氏や御意見番・高田延彦などから熱烈に『まだまだ辞めさせない』とラブコールを送られていた。対戦相手やライバル選手からも『まだまだやれる』と復活を期待する声が多く上がり、朝倉本人も気を良くしたのかもしれない」（格闘技興行関係者）
朝倉からしたら、やはり格闘家を引退してライジンのリングから離れてしまえば、当然ながら朝倉のYouTubeからも離れるファンが続出することを危惧したのだろう。
そして、ライジンからしたら、プロボクサーになるため間もなくライジンのリングを去る那須川天心（22）と並ぶドル箱選手であり、他選手からしても朝倉と絡むことで名前が売れ、場合によってはYouTubeでコラボも期待できるという『お近づきになりたい格闘家ナンバーワン』であることには変わりない。
朝倉と格闘界、結局は “ウインウイン” で切っても切れない関係のようだが……とにかく、次の試合は、もっともっと練習してリングに上がって欲しいものだ。（狩野 玖太）
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