しかし実際には、このタイミングでの自主退学に、誰しも納得できる完全な理由があったようだ。
「藤井二冠は国立高校に通っていたため出席日数の規定が厳格で、それが二冠相手でも容赦がない。とくに昨年3年生になってからはタイトル戦が始まったりと全国各地を転戦し、相当に多忙を極めて出席日数が大幅に減っていた。今年1月には学校側から留年になるというお達しがあったようで、さすがにあと一年も高校に通う余裕が無く、それならばとこのタイミングでの退学発表となったようだ」(同前)
学校に通うより何倍もの貴重な社会経験をすでにしているので、もはや学業に縛られるのは無駄でしかなかったのだろう。
晴れて完全なプロ棋士となった藤井二冠、今後の更なる躍進に期待の声が大きくなるばかりだ。(狩野 玖太)
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