アイドルレスラー木村花の悲劇『テラスハウス』の語られない闇とは
一部のネット民が暴徒化
3月からコロナコロナ一色のワイドショー関連だが、ひさびさにその枠を削るほどに反響の大きいニュースが。
「1人のアイドル女子プロレスラーが亡くなった。最初はそれだけだったのが、実は人気恋愛リアリティーショー『テラスハウス』に出演する木村花さん(享年22)が、番組内容に関わる壮絶な誹謗中傷に悩み自殺をしたと判明。大騒動になった」(情報番組プロデューサー)
フジテレビとネットフリックスで放送されていた同番組。
過去にも数々のヤラセ騒動を起こし、週刊誌などに叩かれまくりながらも、なぜか若い世代にはそれなりに人気があったようだ。
「テラスハウスどうこうより、特に10代~20代前半の女性は『恋リア』が大好物。昔で言う所の少女漫画の実写版のような展開にハマる者が多く、ABEMAなどでも目玉コンテンツとなっている」(同前)
当然、『リアリティ』と言ってもあくまで『ショー』。
それを判って楽しむ者が多い中、一部のネット暴徒たちはそうではなかったようだ。
「番組の演出上ヒール役を演じた木村さんに対して、憎悪むき出しでSNSに罵詈雑言攻撃をしかける。メンタルが強い弱いに関わらず、それを気にしてしまうのは木村さんだけに限らない」(ネット評論家)
冒頭の通り、一時はコロナ関連についで取り上げられたこの問題。
そんな渦中、なかなか闇深い忖度があったのではないかと言われている。
「番組を放送していたフジテレビは当初から扱いづらそうにしていたが、あまりの反響の大きさに社長自らが謝罪コメントを発表。しかし、その数日前に『バイキング』MCの坂上忍(53)が気になる発言をしたことの方が話題となっていた」(制作会社関係者)
坂上は『バイキング』で、なかなかこの話題を取り上げられなかったジレンマを明かした。
「フジテレビは腐っても報道機関、身内の恥も晒すのは当然。しかしながら『テラスハウス』を実質的に制作する側に忖度していたという説も。制作会社としての規模もかなり大きく各局に強い影響力を持つ。関連会社に芸能事務所を数社かかえ、その事務所のトップが長年フジの朝の顔となっている小倉智昭(73)。『とくダネ』で扱う際も “僕はテラスハウスの大ファン” と前置きしていたし、『バイキング』のレギュラーである薬丸裕英(54)も同じ所属」(同前)
制作会社側が、関連会社所属タレントの立場を利用し、各番組に『どうかお手柔らかに』と恩赦を求めていた可能性も捨てきれないということだろうか。
結局その後、番組自体が完全打ち切りになったが、失われた命はもう帰らない……。( 瀬戸ジーニアス)
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