【真相】クレイジージャーニー
「危ない構造」ヤラセの元凶とは
すべてのはじまりは「大御所への忖度」?
TBSの人気番組2本が、ヤラセ発覚で揺れに揺れている。
『消えた天才』と『クレイジージャーニー』の2本のヤラセの内容をめぐってはすでにさまざまな媒体で詳細が報じられているためここでは省略するが、どちらも番組の根幹にかかわる致命的なヤラセであるのは間違いない。
それにしても極秘裏で行われる、ある意味“演出手法”ともとれるヤラセがなぜ発覚したのか。
「『消えた天才』はBPOがらみで発覚、『クレイジージャーニー』は現地コーディネーターと担当ディレクターの連携不足が原因らしい。特に『クレイジージャーニー』は海外ロケが多く、ある程度の“演出”がないと成立しない企画が多い。コーディネーターには素性の判らない人物も多く、ロケのヤバい部分を他番組スタッフとかにペラペラと告げ口していたという話だ」(バラエティディレクター)
むしろヤラセが発覚するのは時間の問題であった両番組。このまま打ち切り、もしくはマイナーチェンジして番組リニューアルとなるなどの情報が飛び交っているが、注目されるのは、レギュラー出演するタレント陣の処遇だ。
「バナナマン設楽統(46)は2番組に出演していて気の毒としかいいようがないが、いろいろと問題となるのは、やはり大御所ダウンタウン松本人志(56)でしょうね。何かと影響力が大きくTBS内でもその力は絶大なもの」(制作会社プロデューサー)
クレイジージャーニーは少し前、局員ディレクターの壮絶パワハラ問題が報じられたばかりという状況でもある。
「『水曜日のダウンタウン』もそうだが、松本さんの絡む番組はスタッフのプレッシャーが相当なもの。松本さんが面白いと思ってくれるVTRを作ろうと皆さん死に物狂いになってロケしている。松本さんに『あのVTRは違うと思うわ』なんて言われたら番組から外されかねない。その必死さが結果、ヤラセ的な演出を生むことになる」(前出ディレクター)
もちろん松本も、自分の発言がそこまで影響力があるかどうかは知るよしもないだろう。なぜならそれは、番組スタッフ上層部の松本への忖度からきているからだ。
「どの番組も良くあることだが、松本はスタジオ収録後、局員のお抱えスタッフたちと打ち上げをする。そこで何の気なしに話したことが結果的に上層部を動かし、更にそれが打ち上げには呼ばれない制作会社のロケディレクターを動かす。大きくなりすぎた松本の存在が番組をダメにしているのかも」(前出プロデューサー)
番組スタッフには大御所タレントのことは気にせず、もっとのびのびと番組制作をしたほうが“面白い番組が作れる”という基本を忘れないで欲しいものだ。(瀬戸ジーニアス)
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