謎が多すぎる
米国・ヴァージニア州のとある住宅街に「怪人」が出現し、住民を困惑させている。地元紙などの報道によると、その怪人は頭に“テレビのようなかぶりもの”をしており、よその家の玄関先にひたすらテレビを放置していくという、意味不明な事件を起こした。監視カメラがとらえた映像を見てみると、確かにあの映◯泥棒のような見た目の不審者が映っている。
地元警察いわく、テレビが発見された家は50軒にのぼり、犯行は一夜にして行われたという。テレビをタダでもらえたと言えば聞こえは良いが、置かれていたのはすべて古いブラウン管テレビだったため、住民も困惑しきり。「テレビのサンタクロースにでもなったつもりかね。まったく意味がわからん」と肩をすくめる者もいれば「ヒマな学生のイタズラでしょ。もうすぐ学校も始まるし、夏の武勇伝でも作ろうとしたんじゃないの」と推測する者もいる。
ただ、テレビの回収作業に追われた警官たちは怒り心頭で、不法投棄事件として捜査を進めるとのことである。ちなみにヴァージニア州では昨年8月にも、別の住宅街で同様の事件が起こっているらしいが、この時に犯人が捕まったという情報は特に見つかっていない。
常識的に考えればイタズラ説を有力視するべきだろう。しかしあれだけ多くのブラウン管テレビを一体どうやって集めたのか?そもそもこの行為には何かメッセージが込められているのか?忽然とあらわれた“テレビマン”が謎多き存在であることは間違いないし、ひょっとしたら本物の怪人…というセンも残してはおきたい。
テレビマン、果たして敵か味方か。テレビマン、来年も現れるのか。この記事を読んだあなただけは、心の片隅に彼の存在を留めておいてほしい。(ゼロ次郎)
ナックルズぽくない記事。
でも好きよ。