【裏流行】ブルセラの”ヴィンテージ”物が凄いことになっている

女の子はみんなSNSを駆使しているようだ

【裏流行】ブルセラの”ヴィンテージ”が凄いことになっている

まるで90’sの古着ブーム

「最近はファッションでもカルチャーでも90年代のものがリバイバルブームです。“パパ活”という言葉の出現も、90年代に“援助交際”という言葉が出てきた状況と酷似している」
そう話すのは90年代半ばに渋谷で風俗店を経営し、現在はコンサルタント業を営むR氏(44)だ。確かに“売春”を通りのいい言葉に置き換え、結局はアラフォーの女たちまでもが見境なく、出会い系で相手を探す様は90年代の再現のようにも見える。
「いまは相次ぐ摘発で下火になりつつありますが、JK散歩ブームがある意味では予兆でしたよね。あれは、やればヒットするのはわかっていましたが、俺は踏み込みませんでした。児ポに対して、こんなに厳しい世相なのに未成年を扱うのはリスクが大きすぎる」
前出のRがそう続ける。そして、このRが言うには、90年代以来返り咲いたブームが今、もうひとつあるという。それが“ブルセラ”だ。“ブルセラ”とは、文字通り“ブルマ”と“セーラー服”の略。
90年代から2000年代初頭に、社会現象的に騒がれた援助交際のブームと同時期に、当時のJKたちが着用済みの“ブルマ”や“セーラー服”、“下着”、“ルーズソックス”を販売。一時はそれらを買い取る店舗も繁華街に散見した。
取材では、Rの紹介で、かつて新宿で「ブルセラ店」を経営した男に会うことができた。現在は、地元に戻ってリサイクルショップを営んでいるという。
「リバイバルブームと言っても、かつてのように業者の話ではないですよ。SNSがありますから、仲介通さずジカ売りしたほうが、彼女たちもお金になるじゃないですか。いまの基本はマッチングサイトで相手を募って、カラオケボックスでの生脱ぎ。何日か履いてるものほど高いのは昔と変わらずですね」
このやり方自体は昔からあったものだが、では“援交”が“パパ活”になったように、リバイバルによってなにか変化はあったのか。
「ヴィンテージが流行っていますね。少子化で学校も統合されてますし、今ではブルマも履かなくなった。卑猥な名目を隠して、90年代のJCやJKの制服などがメルカリなどで、価値のある古着として販売されている」
思えば90年代も古着ブームだったが、思わぬ形でヴィンテージのブルセラが価値を持っていると言う。年代物のワインを扱うソムリエのような独自のファンがついているのだとか。(石出太)

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