【爆裏】大林組社員就活生レイプ 背景に「危ないアプリ」存在か

ほとんどの女子大生が泣き寝入りする背景

問題のテクニック集には、「プロフィールには女子大生に人気の高い企業の人事部に所属していることを名乗る」とか、「女性と待ち合わせする場合は、仕事終わりしか時間がないと言って夜10時ごろに待ち合わせする」、「会社では酒の付き合いが一番重要だと言って酒を飲ませる」などのことが書かれていたという。
「アプリ運営側も表向き、就活目的だと言い続けていますが、実際のところはナンパ目的の男が多数利用することを見越していて、登録者の身元確認もろくにしていないんですよ。そのくせ両者の顔写真は掲載させていて、まさに出会い系アプリと何ら変わりはないんです。中にはアプリ自体が出会い系のフォーマットをベースに作られたものもあるぐらいです」
出会い系アプリ自体は男女の出会いが目的だから、そのとおり使われれば問題はないが、OB訪問アプリの場合は装いを別のものにしているところが厄介だ。女子大生は男性への警戒心を忘れやすく、社会人男性は一方的に下心を持って参加しやすい傾向が生まれるのも当然だ。
「本来、ネットを通じて見ず知らずの男女を引き合わせるサービスをするならば、トラブル回避の策があって然るべきで、偽名や偽のプロフィールを許さない身元確認や、少しでも問題があったら通報できる窓口がないと不自然です。ほとんどのアプリにそんな厳格さはないので、うさん臭いんです。
ただ、こんな無責任なアプリによる被害が続出していても、中村氏のアンケートで分かったのが「トラブルの被害者は7割が泣き寝入りしていること」だという。
「トラブルが表になれば就職活動に不利だと怯える女子大生が多く、『人事担当にレイプされたけど就職のために我慢した』という子もいます。社会人と学生の間にある圧倒的な力関係が、性犯罪に利用されているので、これはもう法的に規制を作るぐらいの危機的状況ですよ」
さらにネット業者の間では、「アプリ開発や運営に関係した業者もアプリを悪用しているのでは」という疑いも飛び交っているという。ただ、こうしたアプリが登場する以前から、某銀行など大手企業の社員が女子就活生にレイプ事件を起こしたことは多数あって、OB訪問アプリはもともと日本社会に蔓延ってきた闇を拡大させたにすぎないのかもしれない。
ある商社では早くも問題のアプリの使用禁止を社内に通達したという話だから、大手企業がそれらに並べばアプリ自体を無意味にさせられるのだが、実際どこまで規制できるだろうか。(片岡亮)

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