【アポ電強殺】地元の知人が語った
主犯格の「ドラッグ狂い」と「ストーカー」
警察が狙う背後の組織とは
今年1月以降、都内でアポ電強盗が相次いだ事件に急展開があった。事件が急展開を迎えたのは、今月13日のこと。警視庁深川署捜査本部は、川崎市の土木作業員・小松園竜飛(27)、長野県出身の須江拓貴(22)、酒井佑太(22)の3人を江東区東陽で起こった強盗殺人容疑で逮捕したのだ。
「蓋を開けてみたら、全員特殊詐欺の関係者でしたよ。主犯格は須江で犯罪集団のリクルーターとしてSNSなどで協力者を募っていた。須江は長野県佐久市の出身で、地元が同じ酒井とは昔からの舎弟。この2人が事件を主導し、日本全国で同様の事件を起こしていた」(捜査関係者)
須江と小松園は、今年2月に渋谷区笹塚で発生した緊縛強盗事件に関与したとみられることも判明している。
「もともと須江らは振り込め詐欺などに手を染めていたが、出し子、かけ子、受け子など細分化されたシステムに嫌気が差し、もともと属していたグループを脱出。名簿などを仕入れ、それをもとに手っ取り早く『アポ電強盗』に手を出したようです」(同前)
主犯格の須江について地元長野の知人が打ち明ける。
「あいつはマジで頭おかしい奴ですよ。8年前、親父が交通事故で死んでから1億円近い保険金が入り、その金でドラッグをやりまくっていた。地元のスナックに入り浸って女の子を口説きまくり、付き合ってはカネを貢がせて、断るとぶん殴るという繰り返し。去年、元カノ相手にストーカーをして逮捕されてるしね。キャバクラをやっていた実の妹を金づるにして、自殺に追い込んだりして、とにかく極悪非道だった」
そんな須江の悪行三昧により、実母は精神を病んでしまったという。
「実は、須江が唯一頭の上がらない人物というのがいるんです。今回の事件では『その男こそ黒幕なのではないか』とも言われているんです」(同前)
信越地方を根城にする暴力団組織X。その関係者の名前が急浮上しているというのだ。実際、事件後の今年2月頃、須江はその関係者と酒席を共にしていたという情報もある。前出の捜査関係者はこう断言する。
「いま暴力団関係者を含む、数人の行方を追っていますよ」
このまま事件が終わるわけがない。
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