鶴見児童虐待 報道されなかった両親の極悪非道

インスタにアップされた橋本佳歩(右)と田中聡(左)

【裸にラップ】鶴見児童虐待
報道されなかった両親の極悪非道

やけどで服がカラダに張り付いていた

10代で母になった女は、日常的に自分を優先して遊び続けていた。
「3月5日、保護責任者遺棄の容疑で横浜市鶴見区の無職・橋本佳歩容疑者(22)と、同居する自称運転手の田中聡容疑者(21)が逮捕されました。逮捕容疑は重度のやけどを負った橋本容疑者の長女(3)に治療を受けさせずに4日正午ごろ自宅アパートに放置したものです。いずれも容疑を認めています。現在、両容疑者は別々に留置中です」(捜査関係者)
事件の発覚は、長男(5)から相談を受けた近隣住民の機転の賜物だった。
「4日夕方、長男が近所で勤務する男性(49)に『ママがいない』『妹、皮がむけちゃってるの』と訴えました。その後、アパートの大家も駆けつけ、入室を求め橋本容疑者に連絡。一向に繋がらない上に長男も『(家に)入りたくない』と泣き出したため、異変を察して警察に通報したのです」(同前)
駆けつけた同署員が施錠されていない自宅室内から長女を発見。背中から腰にかけて重度のやけどを負い、上から食品用のラップを何重にも巻かれた状態で布団に寝かされていた。橋本容疑者らは同日午後9時ごろに帰宅。長女はこの状態で9時間放置されたとみられている。「こんな無残な身体は見たことがない」と捜査関係者は絶句する。
「主に背中から腰で、手や腹にもやけどがあり、服が肌にくっついていたんですよ。意識朦朧だったため銀紙に包まれ、救急搬送され、重度熱傷で3カ月以上の入院が必要と診断されました」
帰宅した橋本容疑者は捜査に対し、こんな供述をしている。
「正午ごろからパチンコに行っていた」
「今月はじめにシャワーを浴びた際に誤って熱湯をかけた」
「やけどを治すには、体をラップで覆うとよいと、インターネットで見た」
鬼畜の生い立ちは、どのようなものだったのか。橋本容疑者は、埼玉県内の定時制と通信制がある高校に在籍。知人によると「典型的なギャルで、男遊びに取り憑かれていた」という。昨年5月、埼玉県草加市から横浜市に転居。長男、長女の2人の連れ子とともに田中容疑者と昨年11月頃から同居を始めた。ツイッターやインスタグラムの橋本容疑者と思われるアカウントには誕生日プレゼントの財布をくれた田中容疑者へののろけ、友人とで外出した写真が残っている。
実は、この2人は児童相談所の“常連”だったという。
「昨年から親族が児童相談所に虐待相談をしたんです。職員は祖母、母、田中容疑者、長女の4人と面接を行っており、母は『長女が排泄を失敗したりすると、イライラしてお尻を叩いてしまう』と話していた。日常的に放置していた可能性が高い」(社会部記者)
最悪の結果になる前に発覚したのが、せめてもの救いだ。(狩野玖太)

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