【100万円騒動】前澤なりすまし詐欺にご用心

【100万円騒動】 バラ撒きを悪用する輩が出現
「前澤なりすまし詐欺」にご用心

「当選しました」は危ない

「僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします」
新年早々の今月5日、ファッションサイトZOZOTOWNの前澤友作社長(43)が日本中の話題を独占するツイートを放った。ZOZOの新春セールの好調を受け、自身のツイッターアカウントをフォローし、当該ツイートをリツイートすると上記のプレゼントをする、というものだ。
「フォロワーは約60万人から数日で一気に10倍増の600万人超えで、松本人志を抜いて国内トップの有吉弘行に次ぐ2位につけた。そして何より驚愕なのは、そのリツイート数が約550万超えと世界最高記録を達成。前澤氏の影響力の凄さというよりも、カネに目がくらんだ人間の卑しさのようなものを感じました」(ITジャーナリスト)
その後、該当者100人にダイレクトメッセージで結果を伝えるというものだったが、その選考方法に疑問の声が上がっているという。
「前澤氏は一度も抽選とは言及していないのですが、選ばれた人間が全て“仕込み”かのような慈善事業ツイートを多くしているアカウントばかりでした。当然、このために作ったような捨てアカウントは一切選ばれていません。
選考方法は明らかにされていませんが、一説によると担当スタッフが前澤氏に代わり、あるいくつかのワードと名前を組み合わせてエゴサーチして選別したとか。その中から更に実名アカウントでまともな人間を抽出した、とも」(同前)
その後、各界のご意見番からも賛否さまざまな意見が飛び交っていたが、前澤氏からしたら自分のお金を誰にどうプレゼントしようが自由ということだろう。
結果的に、たった1億円で100億円以上の広告効果があったといわれている今回の件。完全に前澤氏の勝利で終わったともいえるが、世の中、何かと便乗する詐欺集団も早速多数いるようだ。
「前澤氏の偽アカウントは、この企画数日で数百以上あったようです。そして本アカウントがDMで当選を告げるタイミングで、その偽アカウントからも大量にDMが捲かれたといいます。
その内容は100万円当たりましたので口座番号を教えて下さいと個人情報を収集するものや、事務手数料として2万円を先に振り込んで下さい、というものも。現状、具体的な被害報告は出ていないが、少額の場合、泣き寝入りして表に出ないケースもある」(ネット犯罪に詳しい弁護士)
今後、似たような企画が増えると、それを模倣する悪者も更に現れるだろう。
カネに目がくらみ、今の時代のSNS詐欺にダマされないよう細心の注意を払うべきだ。(瀬戸ジーニアス)

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