【瓜田速報】地面師逮捕に見る東南アジアでパクられた時の対処法

【瓜田速報】カミンスカス操逮捕に見る
東南アジアでパクられた時の対処法

瓜田純士
うりた・じゅんし。1979年、新宿歌舞伎町に生まれる。少年期を不良として過ごし、10代を暴力団に捧げて、獄中に。懲役で物書きに目覚める。著書に『ドブネズミのバラード』等多数。『遺書~関東連合崩壊の真実とある兄弟の絆~』がベストセラーとなる。地下格闘技やTHE OUTSIDERにはアウトローのカリスマとして参戦していた

逃げ方を知らないと最悪なことに

五反田にある老舗旅館の土地を自分らの土地と偽り、積水ハウスに転売して60億円の大金を騙し取ったとして、地面師グループの主犯格の男の身柄が逃亡先のフィリピンから日本へ送られてきた。
この事件で国際手配となっていたカミンスカス操容疑者(58)はフィリピンでパクられたけど、捜査や調べ、裁判は日本でやるようだ。既にパクられている他のメンバーは皆、日本で先に供述をしてるから。
カミンスカスは「手数料を貰っただけ」って動機を通せば、もしかしたら不起訴に落ちるんじゃないか? なんて馬鹿な夢でも見て、自らフィリピンの警察に連絡したんだろう。この事件ではもう10何人と逮捕者がいて、中には不起訴になった者もいるらしいから、自分もあわよくば……といったところか。
派手なクロムハーツ、オフホワイトのスウェットに、キャップを目深に被り黒いマスクをする異様な出で立ちは、故三浦和義を彷彿とさせる。
まぁ、こいつや積水ハウスの事件はどうでもいい。
今回は、フィリピンやタイ、マレーシアといった東南アジアでパクられた時の対処法を俺なりに書いて見よう。
19歳の頃に、フィリピンの首都マニラに当時の組長と出掛けたんだ。
国際免許を取るっつうんで、バカンス気分でついていった。正規のフィリピン免許は当時レアだったからね。そこらの露店で売ってる偽造じゃないよ。”マブ”の免許証。
マニラから国内線でザンボアンガってとこに行って、証明写真撮って、マニラ警察署に戻ってスタンプ貰いに行った。手続き全部終えて発行されるまで、2、3日観光することになったんだけど、その時にパクられた。
ホテル近くのブラックマーケットで日本円をペソに両替しようと並んでいたら、スクーターのチンピラにネックレスをひったくられたんだよ。追いかけてとっ捕まえて大声出して立ち回っていたら、ポリスが来て、事情を説明しようとしたら留置場に連れてかれたんだ。
携帯電話は持っていたから、直ぐに組長にかけた。組長はマニラのギャングと友達だったから話がついて、直ぐに釈放。
これは今となっては淡い思い出だけど、堅気になってからパクられた時はこんな裏の手は使えなかった。

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