【続報】事件に新展開ドンファン妻「韓国逃亡」か
見え隠れする弁護士事務所の思惑
「紀州のドンファン」こと資産家の野崎幸助氏(享年77)が急死した事件から約5ヵ月。事件は新展開を迎えた。野崎氏の55歳年下の妻(22)が近く巨額遺産を手にし、海外へ移住するという噂が広まっているのだ。
いったいどんな経緯なのか。
「当初、遺産は50億円以上と言われていましたが、蓋を開けてみたら約30億円だったようです。その内訳は、キャッシュと株券で15億円。不動産で10億円。ルノアール、藤田嗣治などの絵画は現在鑑定中ですが、おそらく億単位の金になると見込まれ、合計30億円。本来、相続財産の4分の3である22.5億円が妻に、残る4分の1を(野崎氏の)兄妹が分け合うことになっていました」(司法関係者)
だが、今年8月に週刊文春が報じた通り、生前、野崎氏が「全財産を田辺市に寄付する」という遺言書を知人男性に託していたことが発覚し、それにより遺産配分の根底が崩された。
「遺言書の有効性が認められた場合、全額田辺市に渡るのではなく、妻は最低限の遺産を保障する遺留分減殺請求を行うことで2分の1を相続することができます。つまり15億円が田辺市に、残りの15億円が妻に渡ることになるのです」(同前)
遺言書により、妻の取り分は7.5億円ほど減ったわけだが、「損して得取る」という方針の裏には、弁護士事務所の欲に塗れた思惑があったという。
「仮に妻が逮捕された場合、相続権が失われる。そのため代理人のレイ法律事務所は早く遺産を確定させ、利益を確保する必要があったんですよ」(同前)
レイ法律事務所の代表弁護士・佐藤大和といえば、事件直後から妻の代理人として情報バラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系)に連日出演。妻の独占告白をフジテレビに撮らせるなど、事件のキーマンとして暗躍してきた“前科”がある。
野崎氏の会社関係者が憤りながらいう。
「結局、事務所としては奥さんのことを金づるにしか思っていないのでしょう。実は9月上旬、すでに野崎社長の会社の金が動き、6000万円を超える法外な弁護士費用がレイ法律事務所に振り込まれたという話があります。一方で、長年会社に寄与してきた従業員らは退職金ゼロですよ」
また、そのやり方に対し、激怒しているのがドンファンの兄妹だ。
「当初、横浜在住の妹と田辺市在住の兄は『遺産はいらない』と主張していましたが、『弁護士事務所にいいようにされていることに我慢ならない。遺言書は偽物だ』と争う意向を示しているんです。というのも、遺言書を認めた場合、兄妹は相続権を失うからです。レイ法律事務所が遺言書を認めた理由は、兄弟との面倒な交渉を排除したかったという狙いもあるのでは、ともいわれています」(前出・司法関係者)
近く15億円を手に入れることになる妻は、上機嫌で韓国語を勉強し、海外に移住をする準備をしているという。
まだ目が離せない状況だ。(浅野良仁)
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