ションベン買います!? 尿検査の義務化で流行する「新ビジネス」

ションベン買います!? 尿検査の義務化で流行する「新ビジネス」

あなたの健康な尿も金になる?

個人売買するケースも

紳士の国・イギリスで「尿」の売買が流行している。それも、動物ではなくヒトの尿だ。いったい何に使われるのかというと、肥料でも飲尿でもなく、麻薬の尿検査を逃れるためだという。
現在、イギリスではドラッグ乱用による死亡率が年々増加しており、麻薬検査を導入する企業が全国的に増えている。そのため、一部で「きれいな尿」の需要が高まっているというのだ。
市場に出回っている「製品」には様々なものがあり、冷凍尿に乾燥尿、人工尿はおろか、他人の尿を個人的に売買するケースも多く見られるという。英・メトロ紙が匿名ながら購入者の声を伝えている。
「私は毎日のように大麻を吸っていますが、職場で3ヶ月おきに検査が行われるため、そのたび近所の住む60代の女性から尿を買い取っています。彼女はこれまでの人生で一度もドラッグに触れたことがなく、牛乳ビン1本分の量を5ポンド(約740円)で買い取って、冷蔵庫で保管しています」
色々とツッコミどころ満載だが、ずいぶんと物わかりがいい女性のようだ。いったいどうやって話を切り出したのだろうか。「やあ、こんにちは!つかぬ事をうかがいますが、あなた今まで一度もドラッグをやったことがないそうですね? ちなみに私は大麻中毒者なんですけど、こんど職場で尿検査があるので、あなたの尿を売ってもらえませんか?」…間違いなく通報されると思うのだが、話は続く。
「検査の日がきたら、ネットで買った『尿を温めるポーチ』の出番です。適温でないとバレてしまいますからね。これを買うまでは、尿の入ったボトルを足に巻きつけて温めたりしていて、苦労しましたよ(笑)最近だと、尿を入れられる精巧なペニスの模型なんかもあるそうですね。私も導入を検討中です」
もはや何がなんだかわからないが、健康な尿がカネになるのは確かなようだ。専門の売買サイトや、検査をくぐり抜けるための情報ブログなども爆発的に増えているという。そのうちの一つ、urinetheclear.comによると「我々の扱う尿はガスクロマトグラフィー法や質量分析法といった高度なテストを通過しており、検査で陽性になったことは一度たりともありません」と胸を張る。お前はいったい何を言っているんだ。
尿検査といえば、日本でも歌手のASKAが「お茶」を使って警察の鼻をあかした実績がある。この記事を読んでいるあなたがもしドラッグをやっていないとしたら、あなたの尿が文字通りの「黄金水」になるかも?(ゼロ次郎)

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