暴行、器物損壊、チケット偽造…なんでもありな「ラブライバー」の実態とは
逮捕者も出た
2015年には紅白歌合戦出場も果たしている、大人気アイドルアニメ「ラブライブ!」。そのファンたちは「ラブライバー」と呼ばれているのだが、自分はラブライバーだと名乗る者に遭遇した時は注意してほしい。というのも彼ら、ラブライブ関連で多数の問題を起こしている、迷惑集団として有名な存在だからだ。
例えば、2015年6月に劇場版アニメが公開された際のことだ。いくつかの映画館では、映画を観ながらサイリウムを振ったり、楽曲にコールを入れられる“スペシャル上映”が行われていたのだが、MOVIX宇都宮という映画館でのスペシャル上映において、ヒートアップしたラブライバーが暴走し、劇場内の椅子を破壊する事件が発生している。
それ以前にも館内を全力疾走する者や、推しアイドルのことで喧嘩する者たちによって館内が半ば動物園と化していたこともあって、MOVIX宇都宮は、スペシャル上映を永久中止する措置に出ている。
また、この劇場版アニメに関していえば、公開当日から映画を盗撮し、Twitterなどに投稿するラブライバーが続出したことでも問題となった。上映前には特徴的な“No more 映画泥棒”のCMが流れていたはずだが、ラブライバーの目には映っていなかったようだ。
周囲に対しての迷惑を省みないラブライバーだが、だからといって、決して彼ら同士、団結力が強いわけでもない。2015年2月に開催されたライブの最中、演者がチョコを客席に投げるパフォーマンスを行ったときには、運よくチョコをゲットした男性ラブライバーが周りのラブライバーからタコ殴りにされたうえ、チョコを奪われる事件が起きている。
この被害者男性はその後、Twitterに自身の怪我の状況を報告する投稿をしたのだが、一部のラブライバーは、それに対し
「怪我させられた腹いせに事態を大きくしてラブライブを潰そうとしている」
「お前のせいでライブが開催できなくなったらどうするんだ。体を鍛えてから出直せ」
と、斜め上すぎる非難を行ったのだった。
もっと言ってしまえば、もはや“ラブライブ愛”すら無い者も存在しているのだ。今年5月末、キャラ絵の描かれたマンホールに工具で傷をつけるラブライバーの動画がTwitter上に投稿され、器物損壊で行政が動くほどの騒ぎとなった。明らかな犯罪行為を面白いと思ってTwitterに投稿するその姿に、さすがのラブライバー一同もドン引きしたとか。
Twitterアカウントが判明していたため、逮捕も秒読みだろうと思われていたのだが、騒動からおよそ10日後、ライブ会場でチケット偽造が判明。まさかの別件での現行犯逮捕となったのだった。
人を趣味で判断するのはよくない事ではあるが、迷惑集団のレッテルが張られた“ラブライバー”をドヤ顔で名乗るような人物に限って言えば、警戒することも一つの手だろう。下手に関わってしまえば、ウザいでは済まない被害に遭いかねないかもしれない。
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