【闇】仙台警官殺害事件 狂った殺しの動機

ナイフでめった刺しにするという凶行だった(写真はイメージ)

ナイフでめった刺しにするという凶行だった(写真はイメージ)

【闇】仙台警官殺害事件 大学生の「狂った殺しの動機」

モテなかった10代

男が事件を起こすことは必然だった。
9月19日午前4時過ぎ、1000円札を持って仙台市の交番を訪れた東北学院大3年の相澤悠太容疑者(21)が、対応した巡査長(33)を殺害した。
「怒号や言い争いを聞いた巡査部長(47)が血まみれの巡査長を発見しました。相澤容疑者がエアガンと剣鉈状の刃物を握り迫ってきたため巡査部長が拳銃3発を発砲。容疑者は死亡しました」(社会部記者)
凶行に駆り立てたものは何だったのか。
「相澤家は母親が絶対的頂点で、大人しい父親がその影に隠れるDV家庭だったといいます。趣味は庭に巨大な穴を掘ること。相澤少年は教育熱心で気が強い母に『宿題やっていないでしょ! なんでなの!』などといつも叱責されていたらしい。警察は一度判断したら他人の意見を聞き入れない自己完結型の人物と見ています」(地元記者)
21年間の人生で親友と呼べる人物は一人もいなかった。彼を知る者は総じて「コミュニケーションが苦手」と評したという。
「中学、高校時代は常に小声で敬語。話しかけると『はい、なんでしょう』から始まり、ロボットのように『はい、わかりました』と答えたそうです。同級生たちは彼と深い関わり合いを避けていたため、いじめはなかったということです」(同上)
特に異性とは縁遠く、彼女なしの童貞だったという情報もある。
「男子校の学園祭では、多くの生徒が他校の女子高生をナンパするのが伝統のようですが、彼は所属する生物部の模擬店で率先して店番を引き受け、異性と関わる発想を持たなかったといいます。当然、全然モテなかった」(同上)
大学は文学部歴史学科に進学。学業熱心だったが、孤立する学生として目立っていた。
「学科1年次のクラスグループLINEは不参加、学内サークルも未加入でした。昼休みは学食で独り母親の手作り弁当を食べているところをよく目撃されたそうです。旧日本軍の警察である憲兵の組織論に興味を持ち、3年から日本近代ゼミに入りました。装備品を買い集めるほど傾倒し、卒論でも軍隊の装備品などの歴史を題材とできるか指導教員に相談したほどです。しかし、執筆困難による再考を促された影響か、9月はゼミを2連続で欠席。ゼミ内では『夏休み前は熱心に受講していたので、無断欠席に違和感があった』と話題になりました」(大学関係者)
みずからが掘った妄想の穴に迷い込んでしまったのか。(狩野玖太)

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