12月のジンクス? 年末に亡くなった大物芸能人たち

野村沙知代(2017)
プロ野球界のレジェンド、野村克也氏の妻。毒舌キャラのテレビタレントとして活躍する一方、学歴詐称疑惑や脱税などスキャンダルも目立ち、特に女優の浅香光代と繰り広げた「ミッチー・サッチー騒動」は芸能界全体を巻き込む対立劇となった。2011年以降は表舞台から身を引き、家族の介護を受けながら静かに暮らしていたという。2017年12月8日、自宅で意識を失い緊急搬送されたが、虚血性心不全のため死去。85歳没。

梅宮辰夫(2019)
「辰兄」「辰っちゃん」の愛称で知られる、東映を代表する俳優の1人。代表作には「不良番長シリーズ」「帝王シリーズ」「仁義なき戦いシリーズ」などがある。料理人や実業家としても知られるほか、娘のアンナはモデル・タレントとして成功を収めている。晩年は6度のがん手術にくわえ腎不全との闘病生活を送っていたが、2019年12月12日、慢性腎不全のため死去。81歳没。

小松政夫(2020)
「小松の親分さん」などのキャラクターや淀川長治のモノマネで親しまれたコメディアン・俳優。1970年代には伊東四朗との息の合ったコンビ芸で人気を博し、レギュラー出演していた「みごろ!食べごろ!笑いごろ!」「笑って!笑って!!60分」などのコント番組から「電線音頭」や「しらけ鳥音頭」など数々のヒット曲を生んだ。2020年12月7日、肝細胞がんのため死去。78歳没。

織田無道(2020)
1990年代に「霊能力者」としてバラエティ番組で人気になった臨済宗の僧侶。00年代からはメディアへの露出を減らし、複数の寺で住職を務めたり実業家として活動していた。2002年には宗教法人の乗っ取りを企てたとして公正証書原本不実記載・同行使の容疑で逮捕され、有罪判決を受けている。2020年6月、久々に週刊誌のインタビューに答え、ステージ4の大腸がんを宣告されていたことを明かす。その後も闘病生活を続けていたが、2020年12月9日に死去。68歳没。

浅香光代(2020)
女剣劇の第一人者として活躍した女優。ご意見番タレントとしても活躍し「あたしゃ許さないよ!」など記憶に残るフレーズを残したほか、レギュラー番組内で先述の野村沙知代を猛批判し「ミッチー・サッチー騒動」を勃発させた。私生活では、総理大臣を経験した政治家との間に隠し子の存在を明かすなど話題を集めた。2020年12月13日、すい臓がんのため都内の病院で死去。92歳没。

林家こん平(2020)
「1・2・3、チャラーン。こん平でーす!」の挨拶でおなじみの落語家。「こん平」の由来は、初代林家三平に入門した当初、痩せていて顔が狐に似ていたことからだという。日本テレビの演芸番組「笑点」には初回から出演し、幾度か降板や休演があったものの2006年に正式降板するまで40年間出演を続けた。2020年12月17日、誤嚥性肺炎のため死去。77歳没。こん平が亡くなったことにより、「笑点」放送開始当初の大喜利メンバーは全員鬼籍に入った。

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