都心に「虹色の雲」大地震の予兆か

都心で最近観測された虹色の雲

ネット上に拡散した、都心で最近観測された虹色の雲

9月6日前日に札幌市で撮影された虹

9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」の前日に札幌市で撮影された虹

北海道地震直前に出現? 都心に「虹色の雲」大地震の予兆か

虹で地震を予知した男

日本気象協会公式の天気予報専門メディア『tenki.jp』に、日本気象協会本社 植木奈緒子氏が寄稿した「10日 都心の空に『虹色の雲』現る」(9月10日付)という記事がネット上で波紋を呼んでいる。
要約すると、都心で虹色に輝く雲が短時間で2回も出現したとあり、そういった現象は極めて珍しいというのだ。

巨大地震発生の前に、その前兆現象として奇妙な虹が観測されることがある。日本ではかつて虹で地震を予知した椋平広吉(1903?1992)という地震研究家がいた。彼は独学で地震を研究していたが、ある時、地震が発生する前には特殊な虹が出ることに気が付いた。1923年に発生した関東大震災の前にも、椋平は特殊な虹を見て地震を予言、的中させたという。その後、椋平は、天橋立のある宮津湾に架かる虹を見て、1930年の北伊豆大地震を予言し的中させたことで、一躍有名になったのだ。やがて、大地震が起きる前に現れる虹は「椋平虹」と呼ばれるようになる。「椋平虹」は諸説あるのだが、虹の切れ端のような形をしているとされる。だが、椋平の主張する虹による地震予知は、科学的根拠が乏しいとされ、後年は詐欺師として葬られてしまうのだった。

確かに大地震の前には、各地で奇妙な虹が観測された報告がネット上で拡散されている。これらは、椋平が唱えた「椋平虹」のことなのだろうか? また、地震の前日に北海道で巨大な二重の虹が観測されたというツイートがあった。

この現象は、地盤に蓄積されたエネルギーの影響により生じたプレートの歪みから電磁波が発生し、それが上空に影響を及ぼし、奇妙な虹を出現させてしまうのかもしれないという説がある。そして、地震研究者で元・前橋工科大学の濱島良吉教授は、「東京直下地震の前には、北海道地震が起きる」と2014年8月1日放映の『してみるテレビ 教訓のススメ』(フジテレビ系列)で発言しており、最近、ネット上で話題になっている。実際に濱島教授は大地震を恐れてマレーシアに移住している。

このように地震研究の専門家であり第一人者の発言もあることから、まもなく東京直下地震を覚悟しておかねばならないかもしれない。(白神じゅりこ)

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