恐怖の人体実験「メカまぐろ女」とは

人身売買組織が暗躍

人間兵器の開発と言い換えていいだろう。
近年多発している自爆テロへの対策に人相も国籍も犯罪歴も役に立たなくなるのだ。
また、ハッキング対策のプロテクトも、そのドアを開く〝鍵〟を持つ開発会社の前では何の意味もない。
X社製品のマイクロチップを脳内に埋め込んだ人間は全て人間兵器予備軍となる。
「現段階では意思に反した状態での操作はできませんが意識のオン、オフは可能です。
最初は半信半疑でしたが、この技術の核心部分をきいて信頼するしかなくなりました。
非常に簡単なロジックです。
会社として障害者などの協力を得て正規の実験もしていますが、実はそういった非合法なインプラント実験を行っているチームもあったんです。
Bさんも実験に立ち会って望まない性行為に対して意識をオフにされ無抵抗になる女性を何度も見たそうです。
実験台になる女性は年齢層や人種も幅広く日本人も少なくないと。どうも人身売買組織も絡んでいるようです……」
日本人女性は危機管理能力が低く誘拐されやすいという話がある。
それがよほど嫌らしくAさんの言葉は途切れ途切れだったが、つなぎ合わせると以下の通り。
出資者達のなかには意識のない女性……
つまり生きたダッチワイフ状態に興奮する異常趣味の持ち主がおり、実験と称してレイプを楽しんでいるというのだ。
その他に人身売買組織が特権階級に脳内にチップを埋めた人間を性玩具として売っているという話であったが、そこで日本人女性の需要が高いこともAさんが語りたがらない理由のようだ。
「Bさんは『私はもういろいろ知りすぎた。
自分にも脳内にチップがあるから逃げ切れないし、いつかは実験台にされる可能性が高い。
会社は出資者によって守られているからもう歯止めがきかない。
でも、あなたは今ならば逃げられる』涙ながらにそう言ったんです……」
Aさんはその晩のうちに大急ぎで帰国。
現在は脳科学の分野に嫌気がさし、医療関係で再就職を考えて求職中だという。
現在、マイクロチップ技術は急激に進化している。
脳内インプラントも今後20年でレーシック程度に普及するといわれ、いずれはスマートフォンやパソコンが不要になる超電脳時代も夢ではなくなると科学者の間で言われている。
しかし、それは同時に人間としての尊厳を失う可能性があることを忘れないでほしい。

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