今週の裏文春vol.21「日テレは文春の罠にハマった」

関係者リレー 今週の裏文春vol.21「日テレは文春の罠にハマった」

文春の常勝パターン

文春が報じた「世界の果てまでイッテQ!」の捏造疑惑が快進撃を続けている。俎上にあがったのは、お笑い芸人・宮川大輔が担当する世界の「お祭り」企画。今年5月20日に放送されたラオスの首都ビエンチャンで行われたとされる「橋祭り」は実在するものではなく、タイのコーディネート会社がセットや人材を用意した「デッチ上げ」だったというわけ。
記事掲載について文春関係者に問い合わせたところ、これはラオス在住の日系有力者からのタレコミだったそうだ。
「日テレは、ありもしないラオスの祭祀について『ラオスの若者の間で流行っている』と紹介しているが、こんなものはラオスにないし、ラオス人は(橋祭りで使用する)自転車なんて乗らない」
その一次情報でピンと来るところが、文春のアンテナの高さだ。編集部では、すぐさま若手社員記者を現地に派遣し、徹底的な裏取り取材をさせた。そうしたところ、出るわ出るわ。何がって、この「橋祭り」と同様、タイのコーディネート会社「タイミカサ」が関わった「お祭り」企画のうち数件で「ヤラセ」が発覚したというわけだ。
「実は、第1弾では日テレに質問状を投げる際、現地取材をしていることを日テレ側に継げなかったんですよ。日テレ側からすれば『単なる妄想記事だろう』と思ったようだけど、実際は現地ラオスで根こそぎ証言を取っていた。つまり、文春は日テレをハメたんだよね(笑)」(文春関係者)
案の定、日テレは「(祭りの)セットを作ったことはない」「(祭りの)出場者に金銭を支払った事実はない」と疑惑を全面否定。まんまと罠にハマったわけだね。記事を見て、日テレ側はさぞかし驚嘆したことだろう。日テレが疑惑を否定したことにより、文春は第2弾を掲載することに決めた。というより、第2弾のタイ「カリフラワー祭り」の「ヤラセ」に繋げるための用意周到な作戦だったわけだ。
文春サン、相変わらず嫌らしい戦い方をするよなぁ。
第2弾では、タイ・ペッチャブーン県サイヨン村で行われたとされる「カリフラワー祭り」がまったくの捏造だったことが発覚。取材を受けた日テレ側は一転、疑惑の大枠を認めた上で「当社に責任」「反省」と全面降伏に至ったのだ。これぞ文春の常勝パターン!

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