【関係者リレー連載】今週の裏「週刊文春」Vol.18
やっぱり松居一代は凄かった!
Sさん(年齢非公開)
某週刊誌現役記者。「身ばれする詳細は絶対書かないでください」とのこと
雑誌を完売させた「功労者」
最後に週刊文春が完売したのは、昨年7月のこと。あの松居一代が週刊文春に船越英一郎の不倫を暴露し、大炎上した伝説の記事だった。
実は、松居一代はみずから新谷学元編集長にネタを売り込み、「記事にしてほしい」と頼み込み、文春記者は松居とハワイまで一緒に行き、船越と不倫相手のツーショットを狙うという探偵ごっこをしたそうだ。ところが、何日張り込みを続けても写真が撮れず、やがて断念。松居のわがままにブチ切れた文春サイドが決別を宣言し、松居の悪女ぶりを全面に押し出した記事になったというわけ。
文春側が予想しないことが起きたのは、発売前日のこと。
いきなり松居が文藝春秋社にやってきて「私は文春に裏切られました! 明日の文春に書かれてしまうんです」と迫真の演技で訴えたものだから、お茶の間の暇な主婦たちは一斉に関心を寄せた。結果的に、松居の〝宣伝〟が功を奏し、完売に繋がったというわけ。
もっとも、松居はネタを文春に売り込んだ当初、編集部で「この記事を書けば完売よ! やりなさい!」と言い放ったと言うけど、本当に完売してしまったのだから松居という女は恐ろしい。そんなこんなで、昨今において雑誌の完売というのは様々な要因が重ならないと起こり得ない奇蹟のようなものなのだ。
それから1年以上が経っているけど、文春は完売どころか、実売部数をじわじわと減らしているらしい。11月8日号の記事では片山さつきの第3弾と銘打ち、決定的な音声テープを公開した。
ところが、さっぱり売れなかったらしい。
片山は名誉毀損裁判を楯に説明責任を果たそうとせず、野党の追及から逃げ回るばかり。失言でもしてくれれば良いものの、いまいち世間では盛り上がりに欠け、部数が伸びない原因になっているそう。もはや独り相撲に陥っている印象だ。文春上層部からは「心機一転、売れる芸能スクープを飛ばしたいけど、いま手元の貯金はゼロ」なんて声も聞こえ始めている。
大丈夫か、文春さん。
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