クリーンないい子ちゃんじゃ面白くない
瀧にコカインを渡してた女もパクられたけど、まぁ瀧の罪状と公判に必要なだけで、本当の大元に何か辿り着くことはないだろうな。
可哀想なのは電気グルーヴの相方の石野卓球の方だけど、全く知らなかったってことはまずないだろうね。テクノやハウス、トランスやEDMなんてそもそもがシラフの奴等が聞くような音楽じゃないから。昔から両国や台場で開催されるテクノやEDMのイベントのアフターで新宿や六本木なんかに流れてくる客は歌舞伎町の「５●」や六本木の「ディー●●ルー」あたりで安物のヤクに溺れていた。瀧は金持ちだろうから最上級のコカインを引いてたんだろうけど、あらたにパクられたあの女は相当抜いてただろうね。
今回の逮捕では“モノ”が出ていないから、案外起訴猶予、最悪でも執行猶予は貰えるだろう。『麻雀放浪記２０２０』を公開することを発表した白石監督だけど、引き続き瀧には作品に出て欲しいから、瀧が出演しているからと言って蓋をするわけにはいかなかったんじゃないか？
今、出演者が逮捕された場合の作品を止めるか続行するかの問題が話題になっているけど、俺の感想としては、ディズニーなんかの子供からお年寄りまで見るものは例えアフレコでもダメだよ。小さい子がそれを観て、
「お母さん！ 僕将来声優になるよ！ このオラフの声の人みたいになりたい！」
なんて言われて、実は今麻薬でしょっ引かれてる、なんて言える筈がない。もしくは役柄が何百の動物を救ってきた獣医の役だったり、難病の少女を助けた医者の役、伝説的なスポーツ選手を演じる、とかもマズい。
ただ悪人や脇役なら、封じるのはあまりにもったいないし、他の出演者やスタッフが可哀想だから、そうゆう作品は、
「客の判断に任せる」
自己責任で十分だと、俺は思うね。いや、本当に凄いんだよ、ピエール瀧の芝居は。逆に今回箔がついて良かったんじゃないか？ 瀧が俳優で今後も喰いっぱぐれることはないね。出所後も問題ないよ。ハリウッド向きだと思うよ。やっぱりクリーンないい子ちゃんよりも、色々味わってる深みがある人達の方が面白いよ。白石監督、俺にもオファーくれよな、刺青は隠すからさ。
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