【瓜田速報】逮捕者続出 俺が見た大麻ジャンキーの哀しき末路

「辞めてたら、もっと違った人生だっただろうな」

それからもたまに遊びに行くと、やっぱり様子がおかしいことに気づいた。

やたらとボブマーリーの偉大さや、仏陀がどうの空海だのアラーだの滅茶苦茶に神様の名前を出しては、実は交信している、なんて言い始めて、目の前でペットボトルで作った水パイプでケムリをごぽごぽ音を立てて吸い始めたんだ。真っ赤な目をしながら、また交信がなんたらと言いだして、しまいにはLSDのリキッドまでパイプにちょんちょん、と足した。むせて咳込んだと思えば今度は神様に悪態をつき始め、ずっと、「殺〇ぞ」とか「アラーはバカだ」とか口走り、そんな状態で、

「お前、今日はカッコいいタトゥーを彫ってやるよ」

と涎を垂らしながら迫ってきたので、思わず突き飛ばしてしまった。CDコンポに頭を打った先輩はそのまま寝ちゃって、残された俺は部屋から逃げるように去った。

それから何年もして、ある時、先輩と再会した俺はさりげなく、

「まだやってんですか?」

と聞いた。すると先輩は痩せた身体にウィスキーの臭いをさせながら、

「辞めれてたら、もっと違った人生を歩んでいただろうな」

と悲壮感を強く漂わせて言った。

結婚もしていないだろうし、なんの仕事についているのかもわからなかったけど、あまりの哀愁に、俺はなにも聞かなかった。

今、連日大麻でパクられてる者が口を揃えて、

「日本は遅れている。外国では許されてるんだ、こんな素敵な物はない」

そう言いながら、積み上げたキャリアや幸せな家族と引き換えにしてまで大麻に溺れている。

「こんなの害は全然ないんだぜ」

と口にした時点で、すでに人生を棒に振るう破滅の道に片足を突っ込んで、何年も経っていたことに気づいていないんだ。

神なんていないし、健全でいることがなによりも素晴らしいと言うことに気づいて欲しい。俺はそう思う。

コメントをどうぞ 2 件のタレコミ

  •  今、沢山書いていたが、消えてしまった… 当方1978生まれ、小・中とイジメられっ子… 身長・体重、最前列💦… 毎日の様に、校舎端の階段に呼び出され… 学年の強い輩とヤクザもんの息子に、毎日タイマンしようぜと囲まれ… 先公なんて一度も来たことない💢… 技術の時業中には、金ダワシで後頭部叩かれ(ハゲるだろ!!💢)… 
     今の子は、簡単に自殺するかな???… 中学校、全てが敵、だよ???… そんな時、図書館でふと読んだかな。ブラックエンペラーの総長が書いた本。“相手に、何考えているのか解らない奴が、強い”と…

  •  1978年、東京文寺育ち。国立も地元。 10才上の昔の彼女は、ブラックエンペラーの総長(死亡)と、クラスメートだった、って。 “強く成りてぇ・頭良く成りてぇ”…って、奴らよりも強く成りてぇって、願っていれば、 必ず、夢は叶うさ…

  • Leave a Reply

    Your email address will not be published.