『劇場版コード・ブルー』地上波初公開 ジャニーズ猛クレーム?

なぜ?(公式プロフィールより)

【J危機】『劇場版コード・ブルー』地上波初公開
なぜかジャニーズが猛クレーム?

超ヒット作品なのに数字がとれなかったワケ

「コード・ブルーの日って……実写邦画歴代5位の記録をもつメガヒット映画に失礼すぎる編成。もしうちの局だったら20%とはいかないまでも18%は取れた」

こう語るのは、在京民放局のベテラン編成マンだ。

ご存知、フジテレビで放送された大ヒット連続ドラマシリーズから映画化となり、2018年の邦画ナンバーワンヒットで93億円という記録的興行収入をあげた『劇場版コード・ブルー』。主演は、ジャニーズ俳優部門のエース格“山P”こと山下智久(34)だ。

過去に連続ドラマが3シーズン、スペシャルドラマが2作とあるが、最高視聴率はスペシャルドラマの1作目で23.1%を記録した。

「連ドラ3シーズンとも、相当良い数字を記録していた。その上での93億興収のメガヒット映画ですから、ジャニーズだけでなく他出演者の事務所も、今回は相当良い視聴率を期待していたようだが……ふたを開けたらまさかの12%止まり。それにはフジの決定的な編成ミスがある」(同前)

最近、日本テレビやテレビ朝日なども多用する『合体スペシャル』とも言われる番組編成方法があるが、ここに問題があったようだ。

「その手法は、あくまで通常のレギュラーバラエティ同士の組み合わせで使う手法。つなぎ目無しに連続で2つのバラエティを放送することで、視聴者を逃がさずに視聴率をキープ出来るという狙いがある。通しで出演するタレントのギャラを抑えたりと制作費的にもメリットがある」(民放局プロデューサー)

今回、フジテレビが「最大の失敗」と言われるゆえんは、普通に放送すれば高い視聴率が見込める大作映画でその編成を組んだことだ。

「『コード・ブルーの日・4時間SP』と銘打って、最初の1時間枠と、最後の30分枠でフライトドクターのドキュメント番組を流し映画を挟んだ。当然、いちいち細かくラテ欄を確認する視聴者なんて少ないですから、当日19時からフジにチャンネルを合わせた人達は『一体、いつから映画が始まるんだ!』と、録画にして他局を視聴した人が多かった。どうしても当日にドキュメントを流したいなら、最初に1時間半のドキュメントを流したあとに区切りをつけて、映画は映画だけの枠にして、その開始時間をアピールしておけば、確実に視聴率は違っていたはず」(同前)

そしてこのフジの失態に激怒したのが、ジャニーズサイドだという。

「さっそく、ジュリー社長の側近が「なぜこんな編成にした! うちの山下の大作にドロを塗る気か!」と編成局の担当者を軽く恫喝したらしい。ジャニーズのいつもの手口といえばそれまでだが、今回ばかりは、ジャニーズ側の言い分が正しいというのが業界評」(ジャニーズを良く知る芸能関係者)

目の前の高視聴率をみすみす逃すとは……フジテレビは、しばらく民放ビリ争いのポジションから抜けれそうにない。(瀬戸ジーニアス)

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