【激震】社長会見も逆効果 松本vs加藤で吉本興行分裂か
若手芸人の不満は消えず
すでに各媒体で報じられているように、22日新宿で行われた吉本興業、岡本昭彦社長(53)の会見は長すぎ&グダグダすぎた。
「5時間半も、あの調子では…。さすがに疲れましたね(笑)」
とは現場で取材をした私を含め、記者たち共有の弁。20日に行われた宮迫博之さん、田村亮さんの会見が世間の心を打つものであったのに比べ、岡本社長の説明はあまりにも冴えない内容であった(芸人が喋りのプロであったことを差し引いても)。
今後注目されるのは「加藤の乱」だろう。22日放送の日本テレビ『スッキリ!』で、MCの加藤浩次は自身の退社をかけて、上層部の刷新を訴えた。とくに注目される発言は“芸人側の代表”と目されていた松本人志に噛み付いたくだりだろう。
「大先輩に対して口をきくのはおこがましいんですけど、(大崎会長は)松本さんとずっとやってきた同志だと思う。僕は後輩ながら言わしていただきますけど、会社のトップなんです。みんな辛い思いをしていて、会社のトップが責任を取れない会社って機能しているかなと思う」と中堅、若手芸人が現経営陣に対して不満をもっている。しかし、怖いので意見が言えない状態であることを代弁。
さらに21日に生放送された『ワイドナショー』(フジテレビ)での「兄貴なんで。大崎会長がいなくなるんだったら僕も辞めるわ。」という松本の発言を受け、「松本さん、辞めるなんて言わないでください!」と牽制。加藤の目には、大崎・岡本ラインというダウンタウンを支えた現吉本経営陣を、松本が結果的に守っていると映ったようだ。
吉本の内部事情に詳しい若手芸人は苦しい胸のうちを明かす。
「吉本には6000人もの芸人がいますし、それぞれ考えも違う。僕らにとったら松本さんも加藤さんも、偉大な先輩なんで、一言にどっちが正しいって言えない状態です。でも、これまで給与の面や待遇で潜在的に不満を抱えていた芸人がいっぱいいることは事実なので、加藤さんの言葉には勇気づけられました。『なにかあったら加藤さんについていって俺も辞める!』と言っている東京出身の芸人もたくさんいますし、もし会長や社長がこのまま居座る感じだと芸人の大量離脱があるかもしれませんね」(関東出身若手芸人N)
創業100年を超えるお笑い界のガリバー、吉本興業がかつてないほどのピンチをむかえていることは間違いない。千原ジュニアがネット番組で発言したように、「この会見もすべてネタとしていつか笑える日がくれば」1番だろうが…。そのためには昨日の説明では、会社と芸人の相互不和が解消されるには不十分に感じられてしまう。(実話ナックルズ芸能デスク バーガー菊地)
Leave a Reply