【予告】 沢田研二ついに引退か　その時期は…

ここ数年はトラブルばかり（オフィシャルサイトより）

【予告】昭和の大スター・沢田研二
ついに引退説　その時期は……

「オリンピックは自宅でゆっくりと」

まだ記憶に新しい昨年10月の“世紀のドタキャン”といえば、大御所歌手のジュリーこと沢田研二（71）が起こした大騒動だ。

「さいたまスーパーアリーナ公演でしたが、客席が埋まらなかったということで、何と沢田は当日の開演直前に出演キャンセル。連日ワイドショーに取り上げられ沢田は一気に時の人となった」（スポーツ紙記者）

当時、自宅に群がるマスコミに対し、沢田は近所の公園で急遽会見に応じた。

その姿は、往年のジュリー感のまったくないただの近所のおじいちゃんのようで、ドタキャンそのものよりもむしろ姿の変貌ぶりに世間がざわついた。

「20年以上ほとんどテレビにも出演していませんからね。今の若い人達はまったく知らないのは当然として、沢田の全盛期を知る40代以上の人達もあまりの変わりように驚いていた。沢田の近影はファンのみぞ知る、だった」（同前）

あれから8ヶ月経過した今、沢田の近況が聞こえてきた。先月、沢田のコンサート『LIVE2019 SHOUT!』が東京渋谷のNHKホールで行われたが、その時の様子をコンサートの関係者はこう証言する。

「沢田サイドは、昨年のドタキャン騒動の影響もあり、マスコミも集まる東京公演は、採算度外視でとにかく意地でも満席にしたかった。スタッフと縁の深い人達に頼んで1人100枚ほどをノルマに無料で配りまくり、それでようやく8割方埋まった。結果、3階席は全て無料客という体たらくだった」

そして、あまりに貧相すぎたというそのステージ内容はこうだ。

「ステージ上にはセットは何もなし。バンドもなしで、音はカラオケばかりで、実演奏はエレキギター１人だった。歌い出しの1～2曲は声が枯れていて、まるで“カラオケ大会”のようで……。アンコール前に1度下がって猫の着ぐるみで再登場。『あ、そういえば昨日、新潟、山形で地震が大変でしたね』と急に思い出したように話していましたけど、とても的外れに思いました」（ファン歴４０年の女性）

セットも組まない、バンドも雇わない、という、まさにジリ貧状態のコンサートだったらしい。

「通常、NHKホールほどのキャパでやるライブやイベントには、主催以外に、イベント会社やコンサート制作会社が入るのが普通。今回のコンサートは、主催・企画・制作とすべて沢田の個人事務所でやっている。外注する資金的余裕がまったくないと見られても仕方がない」（沢田の事務所を知る関係者）

かつての大スターの意地だけで大規模ホールばかりで公演するため、結果ガラガラで赤字公演続き、おまけにドタキャン騒動だ。そんな状況だからか、ここにきてついに「引退」の2文字が聞こえてきているという。

「本人も昨年の騒動は相当こたえていて、歌手としてのモチベーションも落ちてきているという話。周囲には『俺ももう70過ぎ。来年のオリンピックはのんびり自宅で観たい』と漏らしていたそう」（同前）

かつて日本中を虜にしたジュリーが、2020年で引退か……。どちらにしても、大スターのあまりに切なすぎる晩年である。（瀬戸ジーニアス）