カラテカ入江 事件前に激怒していた あの大御所

越えてはいけない一線を教えてくれたのに

入江については、もっと早い段階で闇仕事の仲介をしていた話が先輩芸人の耳に入り、叱られたことがあるという。

時は7年前。

入江は吉本の創業100周年記念イベントに出て、人脈自慢の著書『後輩力』を宣伝、芸人仲間の誕生日を「全部暗記した」と自慢していたが、このとき「そんなことよりオモロいネタ考えろ」と一蹴したのがオール巨人だったという。その後、ある番組で共演した際にも相変わらず入江が同じ人脈自慢をしていたことで、巨人は収録後「おまえ俺の話を聞いてなかったのか」と叱ったらしい。この話を知る番組スタッフが明かす。

「入江さんは『師匠に言われたとおりにクロコダイラという出身地・小平のゆるキャラを作った』なんて話をして言い訳をしたそうですが、その時『アホ、おまえの問題は怪しい関係や』というようなことを言われたと聞きました。その場は聞いていたスタッフもさっぱり意味が分からなかったそうですが、入江さんはまるで棒で殴られたかのように黙ってしまったそうです。いま思えば闇営業のことだったのでは」

狭い業界だけに、派手な闇営業をやっていて周囲に漏れないわけがなく、先輩芸人には知られたことだったのかもしれない。組織関係者は「入江は吉本との契約解除だけじゃ済まない。本当に怖いのはこれからだ」と言う。

「入江は闇営業を他にも無数にやっていたらしく、スポーツ選手やミュージシャンとか、そこにブッキングされていた多数の著名人がいま大慌てになっているんだよ。これってマスコミが証拠さえ掴めばタレント生命終わる話でしょ。どっかで『マスコミが反社からネタを買っていたら問題だ』なんて突っ込みをしてた奴がいたけど、裏の連中はそんなセコいことで稼がないから怖いんだ。雑誌に数万円で売ったってしょうがないでしょ。それよりタダで配って見せしめにすれば、別の芸能人から『こっちはマスコミに売らないでくれ』といくらでも金を貢いでくる。そこが狙いだよ。入江は余罪を黙ってもらう代わりに全財産を捧げなくちゃいけないんじゃない?」

こういう本当の怖さを知っているのがヤクザ全盛の頃を生き抜いた大御所タレントでもあり、危ない橋を渡らず何十年も業界を生きてきた師匠たちだ。越えちゃいけない一線はある。大先輩の話をちゃんと聞いておけば、こんなことにはならなかったはずだ。(片岡亮/NEWSIDER)

コメントをどうぞ 3 件のタレコミ

  • 埼玉人 says:

    事務所もアコギ芸人もアコギ!

  • 関東人 says:

    恐怖の吉本興業!

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