日本人の想像を遥かに超える世界のナチス タブーとは

想像を超えた世界のナチスタブーとは

欧米では桁違い

人気グループがナチスを思わせるパフォーマンスを行っていたということで、米ユダヤ系団体が抗議声明を発表するなど騒動となったことは記憶に新しいだろう。
たとえば、日本で挙手といったら、手のひらをパーにした状態で上に掲げることを指すが、欧米諸国でこれをやったら猛烈に批判されてしまう。かつてナチスがヒトラーを称える際に取っていた「ナチス式敬礼」のポーズだからだ。
ただ、それがアメリカなどであれば、度の過ぎたジョークで済むかもしれない。しかしドイツやオーストリアではナチス式敬礼を始め、ナチスファッションやスローガン斉唱など、ナチスにまつわる全てが法律で禁止されている。昨年には酔ったアメリカ人観光客がドイツの酒場でナチス式敬礼を行い、その場でボコボコにされた事件が起こっているのだが、被害者であるはずのアメリカ人観光客も取り調べを受けたという。
また、ドイツやオーストリアに訪れた際には、「18」と「88」にも気を付けてほしい。これらはナチスを表す“忌み数”だからだ。
なぜこれらが忌み数なのか。順を追って説明していくと、1はアルファベットの1番目であるAを、8は8番目のHを意味している。18はAH、すなわち「アドルフ・ヒトラー」のイニシャルを、88はHH、「ハイルヒトラー」のイニシャルを表す隠語とされているのだ。
何もそこまで…と思うかもしれないが、実際ドイツなどでは88と書かれた洗剤が猛バッシングを受けて回収騒ぎとなったことがあり、またオーストリアでは、車のナンバープレートに18と88を使用することが法律で禁止されている。日本でも4や9を縁起の悪い数字として扱うことがあるが、欧米でのそれは桁違いなのだ。
数年前には「欅坂46」がコンサートでナチ・ドイツ軍服に似た衣装を着用したことがSNS上で問題視され、大きな影響力を持つ団体が謝罪を求める声明を出すということもあったが、ナチスのタブー具合は日本人の考えるレベルをはるかに超えたものだということを、今一度肝に銘じておいてほしい。

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